前作「神さまとのおしゃべり」の最後が、本作のプロローグとなっていました。なので「これは読まなきゃ」ということで、Kindleで購入して読みました。
読了直後のレビュー(ブクログレビュー)
「神さまとのおしゃべり」の続編
正しさを疑うことの重要性を全編にわたって書かれている。
前作よりもかなり踏み込んだ内容になっていると感じた。
ただ「目の前に見えているものは、全て自分の望んだことである」という考え方は、理解はできるようになってきた。そこからどこまで腹に落とせるか。
それが最大の課題だ。
つぎは「悪魔」
前作では神さまとの会話でしたが、今作では「悪魔」です。
しかも、今作では時間が過去や未来に飛びまくっているので、かなり難解な話になっています。
大人時代、学生時代のエピソードから、人間として生きていくためには、何を思って生きたらいいのか。その辺りが描かれています。
「正しさを疑うこと」の大切さ
今作で一貫して言われていることは
「今ある正しさを疑うことをせず、それを振りかざすことは、一番の悪である」
ということでした。
たしかに、私も様々な「正しさ」を持ち合わせています。
「〜しなきゃいけない」「〜をしてはいけない」として、相手がそれに反することをする事を見るとイライラしたり、それを怒ったりしてきました。
でも、なぜそれを「正しい」と思っているのか。
それは、自分のお世話になってきた大人たちが「正しさ」を押し付けてきたからではないのでしょうか。
それを本当に正しい事なのでしょうか。
それを、本当に考えて生きていく必要があると感じました。
あと、この世の中はブランコと一緒で、陰もあれば陽もあるんです。
だから「いいことをする」「徳を積む」ということは、そこから振り切って「悪に向かっていくエネルギーを貯めていく」ことにも繋がっているんです。
なので、バランスよく物事を捉えて行動する事が大事なのだということですね。
今作も、かなり濃密な内容でした。再読していかないといけないですね。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。