「あたえる人が あたえられる」(ボブ・バーグ/ジョン・デイビット・マン 著)読了。「与えることの大切さ」を改めて感じる

朝会のメンバーさんが読んでいるとのことで、手に取りました。

実は、この前に別の本を読んでいたのですが、あまりにも時間がかかって、尚且つ、読んでいるとのイヤな気持ちになってしまったので、読むのをやめて、こちらを先に読むことにしました。

読了直後のレビュー(ブクログレビュー)

読書日数 7日

野心家である主人公が、契約を取れずになげいていたところ、ある老師に「成功する為の秘訣」を教えてもらうというストーリー。

成功になるための最大の秘訣は「あたえること」につきるというものだ。

今の自分にとって必要に思っている事ではあったが、細かな部分についても触れられていて、啓発系の和訳本の内容としては、かなり良かったと思う。

また、若干ストーリーが理解できないところもありそうになったが、一つのセクションが短くて、それも良かったように思う。

なぜタダ同然で教えるのか?

この物語は、とにかく売り上げを上げることに野心を燃やす主人公が、とある契約を取り損ねたところから始まります。

主人公がうなだれていると「この人を紹介してやる」と言って、とある経営コンサルタントの家に行くことになります。

そこで言われたのは、
「5つの成功の秘訣を、毎日一つずつランチを食べながら教える。ただし、言われたことをその日にやらなければ、次はない」
という内容です。

この主人公は、まず思ったのは
「何故、そんな成功する秘訣を、なんの所縁もない自分に、タダ同然で教えてくれるのか?」
ということでした。

ただ、それにも理由があるのですが、それは、この本を読み進めてもらえれば分かります。

「あたえる」とは「循環させる」こと

私は、本の題名にもなっている「あたえる人が、あたえられる」というのは、自分が以前から活動しているBNIの理念である「与える人は、与えられる」よりもインパクトが強いなと感じました。

で、中身についても、5つの法則が書かれているのですが、一つ一つのセクションが、コンパクトにまとめられていて、分かりやすく書かれていることに共感を持ちました。

印象に残っている法則で「受容の法則」というのがあるのですが、
「与えるためには、受け取る必要もある」
という風に書かれています。

以前、友人が
「ただ与えるだけでいい。俺は別に何もいらん」
と言ったので、
「それはあかんやろ。受け取らなければ流れを止めることになる。きちんと受け取るものは受け取れ!」
と反論したことがありました。

それが、この本にも書かれていたので、自分の考え方は正しかったんだと思いました。

与えることをやって、受け取れる。それをきちんと受け入れて、また別の人に与えていく。

「あたえる人が、与えられる」というのは「循環させていくこと」なのだと思います。

ビジネスでも、プライベートでも、この行動指針を大切にしていきたいと思います。

最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。

あたえる人があたえられる
ボブ・バーグ Bob Burg ジョン・デイビッド・マン John David Mann
海と月社
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この記事を書いた人

岡田 英司

神戸市にある湊川神社の西側で司法書士業務をおこなっております。

業務のこともそうですが、Apple製品、読書、習慣化その他雑多なことも書いていくことで「自分をさらけ出していって、少しでも親近感のある司法書士でありたい」と考えております。

お気軽に読んでいただければ嬉しいです。