今週の朝読で読み切りました。
もし20代のときにこの本に出会っていたら ―後悔しないための読書― | ||||
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この本はブクログ自体に登録していたのが今から2年前で、買ったのもその辺りだったと思います。積ん読歴がほぼ2年だったものを読み終えました。
レビュー
読書時間 2時間40分(読書日数 8日)
哲学者でもある筆者が、学生や若者に対して「読書の大切さ」というものを、様々なジャンルの書籍の紹介と解説を交えながら問うていくというもの。
〈所感〉
私は、とにかく読書というものが嫌いである。というのは、青春期に両親(特に父親)から「本は読まなければならない」と、読むものまで指定されて勧められてきたからである。
筆者は「青春期」である若者の期間に、別の熱が入った作品(著書の中ではドストエフスキーの【罪と罰】が紹介)でも読む事で、一旦それを感じ取り、そうすれば自然とその熱も覚めていく。それが、また別のジャンルの書籍を読むための基礎になるんだという事だそうである。
学校の勉強は「将来やり続けるための勉強のための基礎体力をつけるためのもの」という言い方も、読書をする事で「一生涯、学習に取り組むための集中力をつけられる」というのも、筆者がこれまで読んできた書籍の内容からもよくわかった。(『もし20代のときにこの本に出会っていたら ―後悔しないための読書―』のレビュー 鷲田小彌太 (prelude2777さん) – ブクログ)
読書というもの
この私、何度も書いてはおりますが、今でも「読書が嫌い」です。それでも、習慣化の会に入ってからは20分(今は25分ですが)の朝の読書を続けております。
それでも、「一冊を一気に読む」という事ができません。そんな本と出会った記憶があるのは、高校生時代に読んだ荒俣宏の「帝都物語」だけです。
帝都物語〈12 大東亜篇〉 (角川文庫) | ||||
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1年程前に「速読できたら世界が変わるかも」と思って教則本を買ってトレーニングしたところ、気分が悪くなりました。もしかしたらやり方が悪かったかもしれませんが「速読に向いていないのかも」と諦めて、今はコツコツ20分読書を毎日続けていこうと決めてやっています。
レビューにも書きましたが、青春期(幼少期もかな?)読書に対して良い想い出がありません。小学6年のクリスマスのプレゼントが、欲しくもない「偉人伝記6冊セット」だった事が今でも忘れられないトラウマとして残ってます。人に強制される読書は、本嫌いにさせてしまうのだとも筆者は説いてます。
若い時にそういう本でも(もしかしたら、今でいう「ライトノベル」みたいな読み物であっても)しっかり読んでたら、大人になった時にはそういう本を読まなくなったとしても「読書の集中力」がみについたのかなぁと思います。
速読術も興味はありますが、今の段階で学んだとしても、私の性格的に上手くいくはずがないと思ってます。今は、25分間熟読するので精一杯です。ですが、頑張って伸ばしていけれたらなぁと思うし、「本を読む楽しさ」が生まれればいいのかなぁと思いました。
補足
この本の著者は、昔のよくある「学者肌」バリバリの方です。少し本の紹介の仕方や「読書術」の解説に、若干偏りがあるように思えましたが、大きく捉えたとして「本を読む事で、頭が鍛えられる」という事を終始一貫して述べられていました。そのために学校の勉強があるんだという事も納得ができました。
私は今更なんですが、これからわずかではありますが、気持ちを入れて読書もしていって「インプット」を増やしていき、このHPで、皆様に有益な情報を提供し続けていきたいと強く思いました。
本日はこれまで。ありがとうございました。