【読書】「縁の切り方ー絆と孤独を考える」中川 淳一郎 著

本日は、朝の読書時間で読み終わった本を紹介します。

ブクログレビュー

読書時間が3時間20分(読書日数 10日)

ネットニュースの編集者として活躍をされている筆者の「人の縁とはどういうものか」ということについて、かなりの切り口で書かれている。

流石というか、ネットの世界の裏側を、ちょっと斜めな切り口で書いてあったり、想像を超えた実体験をかなり織り交ぜていて、読んでいて飽きなかった。

私自身も「人とのつながりを求めないとダメなんだ」という凝り固まった考え方をしていたところがあったが、本書を読んで「それだけではダメだ」という気づきをもらった。

「社会人は家族と仕事関係者以外に重要な人間はいない」

これに尽きるんだということ。だからこそ、自分というものを大切にして、人の縁とつないだり切ったりしていく必要があるのだということがわかった。(『縁の切り方』のレビュー 中川淳一郎 (prelude2777さん) – ブクログ

「人の縁」は大切だとはいうけれど…

ここ2年ほどは私も「こういう仕事は人との繋がりからや」というわけで、いろんな所に顔を出すようにしています。

そんなこんなでFacebookの繋がりなんかも、かなり広がりが出来てきて、それはそれで楽しくはさせていただいてます。

ですが、中には「えっ」と思うような人とかに出会ったり、「ここで、こんなこと言ってまうんや!」みたいなことが重なったりして、そのことが自分の中で重荷に変わってしまっていたりすることも、ままあるわけです。

筆者はこの「人の縁の真実(という言い方が正解なのかは分かりませんが)」について、ネットニュースの事や、自らの体験談をネタに、様々な切り口で迫っていきます。
かなり口が悪い感じもしますし、結構「キレて」ます!
ですが、その大部分はかなり納得できるものが多かったです。

一番響いたのは、

人間は多種多様な考えを持っている 。その考え方を他人が変えることはできない 。だから他人には期待をしない 。他人を変えるよりも自分が変わることの方が圧倒的に簡単なので 、自分を変えて環境に適応させた方が人生はラクである 。

の部分でした。これは、アドラー心理学でも出てきたし、ここ一番心に残っているので、印象が強かったです。

結構読みやすかった

この本はFacebookのタイムラインで紹介されていた方の本でした。こういう方々は「やっぱり頭がいい」というか「キレ者」のイメージがあって、裏を返すと「調子に乗ったヤツ」みたいな感じがして、ちょっと苦手な人物像を想像していました。

ですが、幼少時代のエピソードとかを読むと「大変だったんだなぁ。だから、そういう考え方ができるのか」とも思えました。

私には、そういう壮絶と言われるような体験をしたことがないので、そう言ったことには全く気づけなかったりしておりましたが、この本を読んだことで「きっかけ作り」が出来たのではないかと思っています。

もっといろんなモノの見方を身に付けたいので、こういった「ちょっと斜に構えた」本も読んでいきたいと思います。

今回もKindleで読みました。iPhone6Plusだと読みやすいです。これから増えていくと思いますね。

本日はここまでです。ありがとうございました。

この記事を書いた人

岡田 英司

神戸市にある湊川神社の西側で司法書士業務をおこなっております。

業務のこともそうですが、Apple製品、読書、習慣化その他雑多なことも書いていくことで「自分をさらけ出していって、少しでも親近感のある司法書士でありたい」と考えております。

お気軽に読んでいただければ嬉しいです。