【読書】「すべてがFになる」森 博嗣 著

本日は、朝の読書時間で読み終わった本を紹介します。

ブクログレビュー

読書時間 7時間(読書日数 21日)

テレビドラマの原作にもなった、森博嗣デビュー作

10作続く「SMシリーズ」としての1作目として、強烈なストーリー展開に驚かされる。

あらゆる場面で理科系の説明的な描写には、私の頭ではほとんど理解をすることが困難ではあったが、クライマックスからラストにかけて、背景や動機、設定がグングン頭に入ってくる感じは、前にも読んだ「冷たい密室と博士たち」と一緒だった。

読み慣れないミステリーを読むのは、たまにはいいなぁと思った。(『すべてがFになる』のレビュー 森博嗣 (prelude2777さん) – ブクログ

デビュー作だった!

本作はデビュー作だったんですね。以前にも紹介した通り、ドラマの原作本の2冊目です。

【読書】「冷たい密室と博士たち」森 博嗣 著 | ミナトノキズナ〜司法書士 岡田事務所

相変わらずの「説明チック」な人物描写だったので、途中の展開では分かりにくいなぁと感じた部分もありましたが、最後の「ネタばらし」の所で、いろいろ繋がりました。ドラマの方がよく分からなかったので、読み終わった感じはスッキリとしました。

やっぱり原作通りにはいかない

すべてがFになる – フジテレビ
武井咲演じる西之園萌絵(にしのその・もえ)は、莫大な資産家の家に育った世間知らずながら、抜群の瞬発力と発想力を持ち、驚異的な計算能力を有する理系女子。綾野剛演じる犀川創平(さいかわ・そうへい)は、少し…

まあ、当たり前と言えばそうですが、ドラマは「娯楽性」を出さないといけないので、多少端折っていかないとダメなんでしょうね。登場人物も大分削られていた感じもしました。

あと、主人公の犀川と西之園の人物像もドラマのそれとは若干違っていたようにも思います。でも、ドラマはドラマで良かったし、それがあったからこそ「原作を読んでみよう」と思えたので。自分の読書の幅が少しだけ拡がったと思います。

今回も二重カバーでした。英語タイトルの方が、本作の核心を突いてるように思いますね。


というわけで、本日はここまでです。ありがとうございました。

この記事を書いた人

岡田 英司

神戸市にある湊川神社の西側で司法書士業務をおこなっております。

業務のこともそうですが、Apple製品、読書、習慣化その他雑多なことも書いていくことで「自分をさらけ出していって、少しでも親近感のある司法書士でありたい」と考えております。

お気軽に読んでいただければ嬉しいです。