【読書】「果つる底なき」池井戸 潤 著

本日は、朝の読書時間で読み終わった本を紹介します。

ブクログレビュー

読書日数 8日

池井戸ワールド全開の金融ミステリー

主人公の同僚が殺されるところから物語が始まる。それを引き継ぐ形で始まった調査で、次々と不正が行われていたことをつかんでいくのだが、この時から誰かに命を狙われていくようになる。その「見えない敵」と闘っていきながらも、主人公自身が、母親なき孤独な人生を歩んできたことと混じり合わさっていく様も描かれている。

1998年の作品だということを後で知ったが、このころから「金融ミステリー」という体裁が確立されていたんだなぁとわかった。

これからもしばらくは、読み続けていきたい。(『果つる底なき』のレビュー 池井戸潤 (prelude2777さん) – ブクログ

王道の「金融ミステリー」

この作品は、第44回江戸川乱歩賞(1988年)を取った作品で、このころの筆者は、まだ新人だったということです。
江戸川乱歩賞 | 小説現代

この頃から、これだけ確立された「金融ミステリー」物を書いておられたんですね。これが後々「半沢直樹」シリーズや「花咲舞」シリーズへと繋がっているんだと思いました。

今回は、主人公の同僚が死ぬところから始まります。「これは貸しだからな」「今にわかる」という謎の一言を残して。その後、同僚の業務を引き継ぐ形で、いろいろ調査をしていくうちに、ある不正が行われているのではないかと気づきます。

すると、それを機に主人公が「見えない敵」から命を狙われるようになります。その敵と闘いながら、謎を究明していく物語です。今回も、やっぱり楽しく読ませていただきました。

読書時間を増やした


この作品から、1日あたりの時間を20分以上にしました。朝の読書は当然やるんのですが、基本的に隙間時間は読書に当てるようにしてみました。

読書時間は多分そんなに変わらないと思いますが、かかっている日数は3分の1ぐらいになっています。

少しだけ読書熱が上がってきたのかもしれないです。こんなニュースも飛び込んできました。

芥川賞受賞の又吉直樹さん 会見全文 NHKニュース
2015年(平成27年)7月18日[土曜日]新着ニュースをもっと見る 閉じる※クリックするとNHKサイトを離れます。 閉じるCopyright NHK (Japan Broadcasting Corp…

【読書】「火花」 又吉 直樹 著 | ミナトノキズナ〜司法書士 岡田事務所
先日エントリーしましたものです

いい機会だとも思いますので、読書量を増やしてみようと思います。

本日はここまでです。ありがとうございました。

この記事を書いた人

岡田 英司

神戸市にある湊川神社の西側で司法書士業務をおこなっております。

業務のこともそうですが、Apple製品、読書、習慣化その他雑多なことも書いていくことで「自分をさらけ出していって、少しでも親近感のある司法書士でありたい」と考えております。

お気軽に読んでいただければ嬉しいです。