【読書】「ブッダの死生学講座」井出 敏郎 著

本日は、朝の読書時間で読み終わった本を紹介します。

ブクログレビュー

読書時間3時間(読書日数 9日)

「ブッダの死生学」を医療関係者数名と、その方たちとの経験を通じて「死ぬことを考えることとは何か」ということを会話形式でまとめている本。

「死ぬこと」を考えることは何かとタブーとされているが、いずれ訪れる「死」というものに向き合うことが必要であると筆者は言う。

「過去の因を知らんと欲すれば、現在の果を見よ。未来の果を知らんと欲すれば、現在の因を見よ」

という言葉で始まるのだが、基本的に三世で考えていく。「今だけ」ではないといえことである。

そのためにどうやって生きていくのか。
それも大事だが「人間に生まれてきて良かった」と思う必要がある。

人として生まれる確率は相当に低いということ。前世が良かったから今こうやって存在している。だからこそ「生まれてきた意味」を見つめてしっかりと生きていかなくてはならない。

本書は、何回も読まないといけない本の一つになりそうだ。(『ブッダの死生学講座』のレビュー 井手敏郎 (prelude2777さん) – ブクログ

「死ぬということ」を考える

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私は、最近(というより、ずっと)こういうことを考えることが多いです。

「死にたい」とかじゃないですよ!

でも、人間に限らず、生きとし生けるものには必ず「死ぬ」ということが訪れるわけなので、そういったことから目を背けないようにしなければってことだと思うのです。先日のエントリーにこんなことを書いてました。

【つれづれ】人生の終着点について考える | ミナトノキズナ〜司法書士 岡田事務所

今でもこの気持ちは変わらないのですが、ただ、この本を読んで「今だけを考えることを、ちょっとやめてみよう」と思いました。

ブッダは

「過去の因を知らんと欲すれば、現在の果を見よ。未来の果を知らんと欲すれば、現在の因を見よ」

と言っています。

今だけじゃなく、過去から(前世から)未来(来世まで)繋がっているということを意識して今を生きることが大事なんだと。

また人間に生まれてくること自体、自分が存在していること自体がすごい確率だということもわかる必要がある。なので、今人間として生かしてもらっていることに感謝しなければいけないと。

これは、ちょっと腑に落ちました。自分が存在していることの意味をあんまり深く考えたことがなかったので、とてもいい勉強になりました。

再読決定です!

他にも気になったところはありましたが、今回の本を読んでいた時のコンディションがあまり良くなく、付箋読みをしなかったことが失敗だったなぁと思います。再読の際は、きっちり「アウトプット」までやりたいと思います。

字がちょっと大きめで、読みやすい印象でした。また、会話形式で進んでいくのでそれも良かったです。また、途中のワークをやりながら読み進めるといいらしいのですが、それはアンマリやりませんでした。再読の時は実践しようかなぁと思います。

というわけで本日はここまでです。ありがとうございました。

この記事を書いた人

岡田 英司

神戸市にある湊川神社の西側で司法書士業務をおこなっております。

業務のこともそうですが、Apple製品、読書、習慣化その他雑多なことも書いていくことで「自分をさらけ出していって、少しでも親近感のある司法書士でありたい」と考えております。

お気軽に読んでいただければ嬉しいです。