【読書】「閃け!棋士に挑むコンピュータ」田中徹&難波美帆 著

朝の読書で読み終わった本を紹介しています。

レビュー

読書時間 2時間(読書日数 6日)

2010年の秋に将棋ソフト「あから2010」に挑んだ清水市代プロの対局ドキュメントと裏側の取材から、将棋ソフト開発の本質と開発者の熱い思い、棋士たちの思考と将棋に向き合う姿勢を細やかな取材から書き記した著書

私も将棋はルール程度しか知らないが将棋の対局を見るのが好きである。定石とかもわからない中でも感動を感じる時があるのは「棋士が、ただ読むというのではなく、その時の空気や自分が置かれている状況や背負っているものなどを全てぶつけて一手一手を指している」からだったと分かった。

また169台のコンピュータを繋いでも人間の脳の方が上なのは、「人は、その知識と経験から不必要な情報を閃きにより取捨選択できる」からである。
コンピュータは全て(人間の中ではあり得ない事象まで)検索してしまうが、閃きというものを入れることができたら凄いことになりそうである。

ドキュメントというのは初めての経験だったので、読むのが相当難しかったが「自分がいろんな事柄を閃くためには、たくさんの知識と経験を入れなければならない」ということに気付きを得ることができただけでも良かった。

(『閃け!棋士に挑むコンピュータ』のレビュー 田中徹 (prelude2777さん) – ブクログ)

初めての体験

私は本を読むのが嫌いなので、今までこういった感じ(ドキュメンタリー系?)の本は読んだことがありませんでした。今回は読むことが少し大変だったように思います。

それでも気付きを得ることができた

この書籍から分かったことは「閃きを得るためには、まず知識と経験を入れなければならない」ということです。

私の周りでも「何でそんな事が考えつくんやろう」という人がたくさんおられます。「生まれもった天才なんや」と思っていたのですが、そうではないということです。

コンピュータと人間の違いは「あり得ないことまで全て検索し検討するか、初めの段階で情報を瞬間的に絞り込み、そこから検討するのか」にあるのだそうです。つまり、その閃きを得るためには、それについての知識や経験を積まないといけないのです。「勉強は一生終わらない」ということですね。なるほどと思えました。

この本に対する思い

実をいうと、この本は共著で書かれていますが、共著者の一人である難波美帆さんが、以前の投稿でも紹介したように私の同級生でありまして、中学の時に同じクラスにもなったことがあります。

【つれづれ】やっぱ「久しぶりに出逢うという事」はすごいことだ | つれづれ | ミナトノキズナ

その頃から、勉強がよくできる子でしたが、30数年ぶりに会って話すと「凄い無邪気で、あの頃と印象が変わらないなぁ」と思ったんですよね。

多分そういった彼女の人柄が、インタビューを受けた清水市代プロや将棋ソフト開発者の先生方の「それぞれにかける思いや真摯な姿勢」を引き出したしていたように思いました。

読むのは苦労しましたが、それでも少しは気付きを得られたので良かったです。

将棋に興味がある方は、一読の価値はあると思います。また、そうではなくても「一つのことに情熱を傾けている人たちの熱量を感じることのできる」ドキュメンタリー本になっていると思います。

本日はここまでです。ありがとうございました。

この記事を書いた人

岡田 英司

神戸市にある湊川神社の西側で司法書士業務をおこなっております。

業務のこともそうですが、Apple製品、読書、習慣化その他雑多なことも書いていくことで「自分をさらけ出していって、少しでも親近感のある司法書士でありたい」と考えております。

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