本日は、読み終わった本の紹介です。
ブクログレビュー
一流企業で働く普通のサラリーマンが、「自分らしく生きていく」と決意を固めて、それと向き合う葛藤の11年間の記録
われわれ日本人というのは、どうしても「周りに合わせる」ということの美学を貫きすぎるけらいがあって「断る」とか「人と違うことをする」というのができない人種である。
最近では大企業の新入社員が「会社の評価」を気にしすぎるがあまり、自殺してしまう衝撃的なニュースが流れたが、その寸前にまで追い込まれながら働いている人たちは沢山存在する。
そんな人たちに「自分と向きあいながら、自分らしく生きていこう」という、魂のメッセージだとおもった。
あとがきの
「そしてもちろん 、妻と娘達へ 。僕の幸福な人生はあなた達のおかげです 。いつもありがとう 。そしてこれからもよろしく 。」
の一文に、様々な思いが込められてるんだなぁと思い、少し泣けた。
「自分らしく働く」ために葛藤した日々の記録
先日、私もお世話になっている「ものくろキャンプ」の忘年会で、筆者の滝川さん(いつもは「スタオバさん」と呼んでますが)から、「もうすぐ本出します。自信作なので読んでください」」と伺っていました。
この方は、ブログを通して「自分らしく生きること」を取り戻していかれた(といってもいいと思います)方の一人で、だからこそ書ける一冊だと感じました。
いつでも スタオバ!!!
最近ではよく「自ら情報を発信していけば、独立も簡単にできる」とか「会社に勤めるだけが働き方ではない」ということを、よく耳にするようになりましたが、この本では
ということを、筆者自身の体験を通して知ることが出来るものとなっています。
そう感じることが出来るようになった経緯が、どんな本を読んで、どんなセミナーに行って、どんな出会いがあったかなど、詳細に書かれています。
かつての自分を思い出す!
読み終わった率直な感想は
でした。
前職で、ドラッグストアの店長をしていた時に、バイトの高校生に対して、自分たち(社員)の心構えを押しつけていたことで、結構悩んでいた事がありました。また、どうしても昔のノリというか「周りに合わせる事が、自分の評価に繋がる」ということから先輩の訳の分からないノリにつきあわされることもしばしばあったなぁと。
ただ、やめる2・3年前ぐらいからは「(結果にはこだわるが)自分の好きなようにしていこう」と思うようになり、会社の評価はどうでもいいから「店の発展のためには、どうしたらいいか」「従業員(パートさん・アルバイトさん)に気持ちよく働いてもらうためにはどうしたらいいのか」ということを優先的に考えるようにしていたように思います。そして何より「店長が残業をしない」ことを重要視していましたから、部下にも「残業は何もかっこええ事ないからな」と言い続けていたことを思い出します。
今は、独立して雇っている人もいませんから、こういったことは考えなくていいようになりましたが「依頼者のことをまず第一に考える」ことは変わっていないと思います。そのためなら自分がどんだけ恥をかいてもいいと思って仕事に取り組んでいます。そういった意味では「他人の評価を気にせずに」仕事をしているのかもしれません。
こういった本は、どちらかというと苦手な方で読み進められるのかと思いましたが、ことのほか(というより筆者の事を知っていたことも手伝ってか)すんなり読み終えることが出来ました。あと、今回は電子書籍のみの発売となっています。
あとがきの最後に
「そしてもちろん、妻と娘達へ。僕の幸福な人生はあなた達のおかげです。いつもありがとう。そしてこれからもよろしく。」(本書最終P)
この一文に全てが集約されているのではないかと思いました。何のために「自分らしく生きていくのか」滝川さんは「家族」だったということです。皆さんは如何でしょうか。
今の生き方(働き方)に違和感がある方には、読んでもらいたい本だと思いました。自分も「ブログ」を見つめ直すいい機会をいただいたなぁと。
本日はここまでです。ありがとうございました。