【読書】「心配事の9割は起こらない」桝野 俊明 著

本日は、朝の読書時間で読み終わった本を紹介します。

ブクログレビュー

読書時間 1時間40分(読書日数 5日)

曹洞宗の住職にして庭園デザイナーでもある筆者が「禅の教え」を通じて社会を生きていく上で、いろんな事を「手放す」ことで豊かになっていくことを諭した本

禅の教えの一つに「まずは実践」という言葉がある。ここに書かれていることを一つでも実践しようという趣旨なのではあるが、他の本を読んでも実践しようという気にはなかなかなれないのが現状である。そのために「いまできることだけに集中する」ことで成功体験を積み重ね「自信につなげる」必要があると筆者はいう。

また、冒頭には「余計な不安や悩みを抱えないように、他人の価値観に振り回されないように、無駄なものをそぎ落として、限りなくシンプルに生きる」ことがこの本の言いたいことだと筆者は言う。そのための方法として、具体的に書かれているので、かなり読みやすく分かりやすいものだった。

「小さな成功を積み重ねていく」いわゆる習慣行動を重ねていくことの効果は、自分でも感じ始めていることでもあり、それが「禅の教えにもなっていた」ということが分かった。これからも「習慣化」の取り組みをして行こうと思った。
(『心配事の9割は起こらない: 減らす、手放す、忘れる「禅の教え」』のレビュー 枡野俊明 (prelude2777さん) – ブクログ)

とにかくシンプルに生きる

私たち人間は、先の事を考えすぎて「どうしよう」と考えてしまいます。

私の友人にも「人生なるようにしかならん。博打と一緒やで」という風に振舞っている方がおられます。で、当然のように「人生を謳歌されている」んですよね。見てて羨ましく思ってしまうわけです。

ですが、私もここ最近は少し変わってきたのではないかと思えるようになってきました。

度々書かせてもらっている習慣化の会」に参加してからです。

昨年の年度末にレビューしましたが、正直「よう続けられたよなぁ」と思います。以前の私では考えられないことだったから。

飽き性で、面倒くさがりで、自己否定ばかりするヤツだったので。

そんな私でも「実践」して見た結果、それなりの成果が現れたことに喜びを感じることができているわけです。

だからまた「新しい事にチャレンジしよう」と思えるようになる。

そして先の事を考え過ぎないように「今の自分に何ができるか」を考えて、それを継続して行く方法と手段を模索していくように行動することが大事なんだという風になりました。

「失敗するイメージを考えてしまう」のは先の事を考えすぎてしまうからなんですよね。「とにかく今をどう生きるか」に目を向けていこうと再確認できた本でした。

所感

とても読みやすい本でした。200ページ強の本なのでサラッと読めたのだと思っています。

少し前に読んだ「禅マインド ビギナーズ・マインド」と比較すると、禅の教えに関する記述もこちらの本の方が分かりやすく、取っ付きやすい印象でした。

「自分の愚痴をためこんでいて、生きていくのが疲れるなぁ」と思っている方には、何かの一助になるような一冊です。

本日はここまでです。ありがとうございました。

この記事を書いた人

岡田 英司

神戸市にある湊川神社の西側で司法書士業務をおこなっております。

業務のこともそうですが、Apple製品、読書、習慣化その他雑多なことも書いていくことで「自分をさらけ出していって、少しでも親近感のある司法書士でありたい」と考えております。

お気軽に読んでいただければ嬉しいです。