【司法書士会】配属研修ログ⑰ 司法書士業は「サービス業」という側面があること忘れてはならない

本日は配属研修でした。

自力での解決力をつけること!

じっくり考える力を!
じっくり考える力を!

本日、急遽入った抵当権抹消登記を「ひととおりやってもらおう」ということで、預かった書面を(一応、原本を全てコピーして)全部渡して、

「オンライン申請から添付書面の組み上げまで」

をやってもらえました。

しかも「己の力でやりきる」という条件です。

つまり、自分なりの答えを出すまでは「質問をしない」という特別ルールでやりました。

司法書士として登録するようになれば、基本的には「一人で解決していくこと」が前提になります。そのために、どれだけ「答えを出せるためのツールを使いこなすか」ということが重要になってきます。

書籍・人脈・ネットツールを駆使して、とにかく答えを出すクセをつけておくこと。これが重要です。

不動産登記(抵当権抹消)

  1. 「原則論」は大事だが「サービス業」ということを忘れないように→手間をかけるということは、その分「報酬(経費率)」が上がるということ。
  2. 設定の権利証に「解除条項」があるパターンがあるので、その方法は押さえておくこと。
  3. 銀行名の変遷をキチンと確認すること→変更証明書ですむのか「抵当権移転→抹消」のパターンなのか見極めること
  4. 銀行変遷史データベース – 全国銀行協会
    こんなサービスがありました!

まとめ

頑なすぎても、ダメなんです!
頑なすぎても、ダメなんです!

司法書士という職業は「マニュアル化」することが容易ではないと思います。

以前、父親がまだ司法書士をしていた時に、補助者をしていた私とよく言い合ってたことがありました。

「こういう時はどうしたらいいの?」と質問すると「どっちでもいい」とか「臨機応変にやったらええ」いう回答が本当に多かったからです。

その度に「仕事に『どっちでもいい』って、なんやねん」と疑問が湧いてきて、一時期この仕事が嫌になってしまったことがあります。

ですが、いざ本職として、こう言った状況になった時に「どっちでもいい」といっていた父親(本職)のことが理解できるようになりました。

つまり、同じ登記事案であっても「依頼者」などに応じて、対応を変えていかなくてはいけないこと、少なくとも、ここは外せない「ポイント」というものがあって、それを見極めることが重要になります。

通り一辺倒のやり方だけではダメなので、そういった情報や技術を身につけやすくするためには「横のつながり」というものをしっかり持っていれば不安がなくなります。そういう人脈がたくさんできると、業務に幅が出るということですね。
【司法書士会】青年会の恒例事業「先輩に聞いてみよう」で、改めて「資格に対する向き合い方」を顧みる | ミナトノキズナ〜司法書士 岡田事務所
こういうイベントは貴重な時間になります!

私も今後は、そういう活動をしっかりやるようにしていこうと思います。

本日はここまでです。ありがとうございました。

この記事を書いた人

岡田 英司

神戸市にある湊川神社の西側で司法書士業務をおこなっております。

業務のこともそうですが、Apple製品、読書、習慣化その他雑多なことも書いていくことで「自分をさらけ出していって、少しでも親近感のある司法書士でありたい」と考えております。

お気軽に読んでいただければ嬉しいです。