先日、こんな投稿をしたことを受け、中央新人研修の担当者として朝から大阪で事前研修を受けてきました。
【司法書士会】中央新人研修の講師を引き受けました | 司法書士会 | ミナトノキズナ
この研修は今年度合格された新人さん向けの研修で、私が担当するのは「事例検討」という研修です。
2日に分けて、実際に「事件として受任されるであろう」事例について実務の簡単な解説と、そこから発生しうる倫理問題について研修生に考えてもらうというものです。とにかく長丁場です。気合いが入ります!
資格者としての難しさ
この資格(というか法律職全般かもしれませんが)は「職業マニュアル」なんというものは存在しないと思います。同じ「相続問題」であったとしても、それに関わる人たちは様々であるので、答えは一つではありません。
そこで、私たち司法書士が「司法書士として正しい仕事をするために」どういった判断をしていけばいいのかという問題は永遠になくならないでしょう。
この研修では「いろんな事例に当たった時に、どう考えて臨むのがいいのか」「なぜ、司法書士には、とても厳しい倫理規定があるのか」ということを、受講生自ら考え抜くことで感じ取ってもらえる研修にしたいのだという思いがあります。
実務の解説もあるんです
今回「不動産に関連した一連の仕事」と「簡易裁判所における裁判手続に関連した仕事」について、一般的な実務の解説もします。
新人の皆さんは「司法書士試験に合格した」とはいっても、実務経験をされている方は少ないと思いますし、仮にされていたとしても「何故、そういうことを考えて業務をやらなければならないのか」と思いながらやっている方も少ないと思います。
少しでも、そういった事を伝えられるように事前勉強をしたいと思います。
本日はここまでです。ありがとうございました。