【読書】「サラリーマンだけが知らない好きなことだけをして食っていくための29の方法」立花岳志 著

本日は、朝の読書時間で読み終わった本を紹介します。

ブクログレビュー

読書時間 3時間5分(読書日数 9日)

17年間も勤めた会社をやめて独立し、プロブロガーとして160万PVも稼ぐブログを運営。書籍やセミナー開催など、多方面で活躍する筆者が、「サラリーマン」時代の自分のことを振り返りながら「人生は劇的に変えられる」こと、そのためには何を思い何をするべきかを説いた本。

帯にも書かれているが「やりたくないことをやっている暇はない」とある。つまり「やりたいことをやるためには、同時にやめることを決めなくてはいけない」のである。自分の生き方として何が正しいとかではなく「自分が人生を謳歌するためには何が必要なのか」ということについて向き合っていかなければならない。

「ドリームキラー(自分の夢を叶える邪魔をする人)とは付き合わない」ともあったが、家族がドリームキラーになっていることがある。そんな時は「自分の行動が身勝手になってはいるのでは」と振り返ることが大事。家族に自分の夢を語り、家族のために行動し続けることで、応援者になってくれるはずである。

独立するということが正しいということではない。会社で働いていながらも「やりたいことをする」ために、会社との向き合い方や周りの人たちとの付き合い方で幾らでも「独立する」ことはできる。また、多様な生き方を選択できるこの時代ならではのライフスタイルがあるわけだから、それを「周りに流されずに」選択し続けていけばいいのだ。

著者の本を始めて読んだ。以前からブログなどを通して、色々と刺激を受けてはいたが、改めて「わかりやすく読みやすい」という印象を受けた。自分のできていることやできていないことなんかを再認識できたし、できそうなことを一つでも増やしていって「コンフォートゾーン」の底上げができたらいいなあと思った。(『サラリーマンだけが知らない好きなことだけして食っていくための29の方法』のレビュー 立花岳志 (prelude2777さん) – ブクログ)

「やりたくないことをやっている暇はない」

表紙の帯に、デカデカと書かれています。これを見て「そうなんやなぁ」と頭では分かっていたとしても、実際はなかなか行動に移ることが出来ないのが人間というものです。

「数年前はどこにでもいるサラリーマンで、会社や家庭や自分自身に不満を持っていた」筆者が、独立すると決めてからいろんな行動や思考を変えてきた結果「劇的に人生を変えられた」ということが熱く、そして事細かに書かれています。

独立することだけが「自由になる」ということではない

自由になるためには...
自由になるにも色々方法はあります!

「今いる会社がイヤだから」というだけの逃げの姿勢で独立してしまうと、その先には「自由」な人生ではなく「お金に縛られる」「お金がなくて困る」人生が待っている(本書23P)

とあります。今から数年前に私が会社勤めをしていた時に、部下に同じようなことを言った事があります。「まずは会社でできることをしっかりやること。惜しまれる人間になってからやめろ」と。筆者も

自分に与えられた役割の中でベストの仕事をし続けることにフォーカスすること、それこそが「プロフェッショナルの条件」といえる(本書92P)

と言っています。そこで得られた経験が今後「自由に生きていく」上で格段に役に立つようになるということです。

「ドリームキラー」が身内にいたら…

本書の中で一番刺さったのは、

あなたの身勝手な振る舞いが、まわりをドリームキラーににしてしまうことが多い本書43p)

という一節でした。

私は司法書士として独立したての頃「漠然と」仕事をしていて目の前の事だけやっていたら仕事が増えていくみたいな感じでやっていました。それに、ちょっとした会合や司法書士会の委員なんかをやっていた時も、夜が立て続けに遅くなるだけで家庭がギクシャクしていました。家庭内の雰囲気が悪くなるのがいやだったので(というより逃げていたのかもしれません)夜にはなるべく家にいるようにしていました。かといって何をやるでもなく、今思えば「ただの時間の浪費」だってように思います。

2年前のある日「こんなはずじゃない」と思っていた時に、今の朝活のメンバーにあって、その活動していくうちにブログというものに出会い、dpubというイベントで筆者である「たちさん(@ttachi)」や色んな方達と出会い、自分のこれからやりたいことが見えてきました。

ところが、そうやって行動を起こそうとしている時に限って、家族が「住んでる世界がちゃうんやから。もっと現実みようや。」と諭されていました。今までの自分なら、そこでやめていたかもしれません。でも「これが家族のためでもある」ということをしっかりと言って、なおかつ納得してもらうために、時間をやりくりして家事をできるだけやり遂げるようにするようにしています。

それで夜などの空いた時間で刺激的な出会いを求めにいったり、会務に微力ながら参加して、少しでも司法書士制度に自分が貢献できるようになれているように思います。まだまだ理解はされてないとは思いますが、いつか解ってもらえると信じてますし、花開く時がやってくるんだという思いもあります。

とにかく明快で内容が濃い!

初めて「たちさん」の本を読むということで、久しぶりに「ピンと」背筋を伸ばしてペンを持って読みました。ブログ同様、読みやすく分かりやすく、頭に入ってきやすい本でした。

扉の裏のこの言葉。本当にそうですね。自分も「変わりたい」という欲はあります。とことん「自分のできる範囲で」楽しみたいし、少しずつでもいいから、変わり続けていきたいと思います。

本日はここまでです。ありがとうございました。

この記事を書いた人

岡田 英司

神戸市にある湊川神社の西側で司法書士業務をおこなっております。

業務のこともそうですが、Apple製品、読書、習慣化その他雑多なことも書いていくことで「自分をさらけ出していって、少しでも親近感のある司法書士でありたい」と考えております。

お気軽に読んでいただければ嬉しいです。