【読書】「ビジネス書を読んでもデキる人にはなれない」 漆原 直行 著

今日は、バタバタとしてしまったので、落ち着いたネタが思いつきませんでしたので、以前読んだ本を今日は御紹介してみようと思います。

レビュー

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読書時間 2時間(読書日数 3日)アウトプット 2時間

ライター業をこなし、いろいろなトレンド雑誌等を取材をしていく中でビジネス書に関する関わりをもっていった著者が、「昨今のビジネス書とは何か」ということについて、簡単な解説とビジネス書を出版する業界の裏側に迫った本。

自分も一時、著書にあったような切迫感があったなかで読書を敢行してきたときに、あまりにも疲れてしまって読書からわざと遠ざかっていた時期がある。なぜそうなってしまったのかよくわからなったのだが、この本ですべて納得できた。

自分に与えられた仕事、使命をキッチリとこなし、いいところはとことん真似をして方法を盗みとり、そのうえで「じわじわ時間をかけて自分の思考の土台を柔軟にしたり、奥深くしたりするのを助けてくれる」ような本をじっくり読むことが大切だと言うことである。

あまり「ライフハック」にはこだわらず、これからは気軽に読書をしていこうかと思う。

『ビジネス書を読んでもデキる人にはなれない』のレビュー 漆原直行 (prelude2777さん) – ブクログ

読書に対する考え方が変わった一冊

昨年の6月に読んだのですが、この本との出会いによって、私の読書に対する考え方が変わった一冊といっても過言ではありません。

ここ最近はようやく「習慣化の会」のおかげで読書が継続できているのですが、一時期、ビジネス書に毒されている時期がありました。「こういうのを読めば、人生成功できる」とか「こういう考え方をしていけば年収が上がる」とかいうのに踊らされて、何十冊と読み漁っていた時期がありました。しかも「読書のやり方(フォトリーディングや速読法、アウトプットリーディング)」などの本を読み漁り、その方法をそれなりに実践していったりしていました。

その結果、「何も得ることのないまま、ただ疲れただけ」という最悪の事態になってしまいました。読書嫌いな私が「周りの意見に踊らされて読書した気になって」いても、何も変わることのない日常に腹立たしく生きていたと思います。

そんな最悪な事態になっていた時に、本屋でタイトルからして「~できる人にならない」というので、すぐ手に取りました。その場で立ち読みして中身を読んでいくうちに、納得できる言葉が並んでいました。

ビジネス書ブームに警鐘を

今のビジネス書ブームは、もとをただせば「過去の偉人たちが書かれた本がひも説かれて、分かりやすく解説されているだけ」にすぎず、「どんな本を読んでも、結果的に同じようなものになる」のだから、「長く読まれているものを、古いと決めつけずに読んでみるほうがいい」ということです。

また「ビジネス書は自分が使っていってナンボ」なのだから「読んで満足するだけ手ではダメだ」という風に筆者は言っていましたし、「所詮は、実務に勝るものはない」とも言っていました。

「だからかぁ」と思いました。何冊もビジネス書を読み漁ったところで、答えは一緒のような気がしていたし「アウトプット作業」がただの苦行にしかならず、結局続かなくなってしまったのは、こういうことだったからなんだと分かっただけでもこの本に出会えてよかったと思いました。

それからというもの、ビジネス書や自己啓発本であっても、さらっと読んだり熟読したりしていますし、合間に小説をはさんだりして「とにかく読書の習慣だけは切らさないこと」を念頭において読むよ事が最近ようやくできるようになったと思います。

「ビジネス書とどういった形で向き合うといいのか」についてお悩みの方にお勧めしたい一冊です。また、読書に行き詰った時はたちかえって読みたい一冊になっています。

でも、「過去の苦行」をしていて良かったことがあります。それは「書けない日にも書くネタがある」ということです。(といってもそんなにないですけど)

本日はここまでです。ありがとうございました。

この記事を書いた人

岡田 英司

神戸市にある湊川神社の西側で司法書士業務をおこなっております。

業務のこともそうですが、Apple製品、読書、習慣化その他雑多なことも書いていくことで「自分をさらけ出していって、少しでも親近感のある司法書士でありたい」と考えております。

お気軽に読んでいただければ嬉しいです。