【読書】「銀行狐」池井戸 潤 著

本日は、読み終わった本の紹介です。

銀行狐 (講談社文庫)

池井戸 潤 講談社 2004-08-15
売り上げランキング : 11591

by ヨメレバ

ブクログレビュー

読書日数 17日

おなじみ「銀行ミステリー」短編集。ドラマの原作にもなっていた。

タイトルにもなっている「銀行狐」が一番の長篇だっただけあって、一番グッとくる作品でもあった。

自分の評価、出世のためだけに、顧客に不利になるような金融商品を売りつけることを繰り返す銀行。その営業に引っかかってしまい、結果、莫大な借金を背負わされた父親が死を遂げる。その復讐を試みる息子が、出世欲にまみれた銀行に対し、業務の脆弱な部分につけ込んで復讐をしていくというもの。

「どんな仕事であっても、誇りを持って誠実に向き合ってやり遂げる大切さ」を改めて感じさせるなぁと思う。

他の4篇は、少し物哀しさも感じさせるものが多かったと思う。それでも、分かりやすいストーリーでよかった。

今回の作品で、池井戸作品もほぼ網羅したように思うのだが、新作が出たらすぐ読みたい作家の一人であることには変わらない。これからも読み続けたい。

仕事は自分のためだけにしてはならない

何を持っての仕事なのか? photo credit: Unsung and forgotten via photopin (license)
何を持っての仕事なのか?
photo credit: Unsung and forgotten via photopin (license)

私が読了した短編集としては5冊目だと思います。まだ、他に出会えてないかもですが。

この「銀行狐」もこのドラマの原作になっていました。

花咲舞が黙ってない|日本テレビ
昨年の秋の連ドラでした

本のタイトルにもなっている「銀行狐」の話は、長篇だっただけあって、ドラマにも原作として取り上げられていました。

銀行の出世欲の被害者となってしまった父親の復讐をするというストーリーなのですが、こういう仕事をするから、こんな悲劇を生むんだという典型です。しかも、その復讐にこの事件に関わった元銀行員が力を貸すという展開でした。

復讐という行為は確かにダメですが、一人の出世慾のために、こういった人間を生み出してしまったという罪は大きいと思います。私自身も絶対に気をつけていかないと「犯罪者を出す恐れがある」ような人を作ってしまうかもしれません。そういったことのないように普段の執務姿勢を正していかなくてはならないと、改めて考えさせられました。

他の4編も、人間の哀愁と言いますか「何故か、そういう行動を取ってしまった」という話が多かったように思いました。人間というのは、気持ちとかで何をしでかすのかわからない生き物です。そういうことも考えていかなくてはいけませんね。

池井戸作品も大分網羅!

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このブログで紹介をし始めてから、池井戸作品も24作品読了しました。
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結構読んできたなぁ

始めは、テレビドラマの影響で読み始めてから、3年かけて読んできました。本当に大好きな作家さんですね。ドラマも最新のものから、過去にやっていたものまで、チェックしています。

今後も「自分の仕事を見つめ直すために」読み続けていきたいと思っています。

本日はここまでです。ありがとうございました。

銀行狐 (講談社文庫)

池井戸 潤 講談社 2004-08-15
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by ヨメレバ

この記事を書いた人

岡田 英司

神戸市にある湊川神社の西側で司法書士業務をおこなっております。

業務のこともそうですが、Apple製品、読書、習慣化その他雑多なことも書いていくことで「自分をさらけ出していって、少しでも親近感のある司法書士でありたい」と考えております。

お気軽に読んでいただければ嬉しいです。