このシリーズも好きだったんです。
- 関連 :
- 花咲舞が黙ってない|日本テレビ
この新刊が出ていたので、有無を言わさず読みました。
読了直後のレビュー(ブクログレビュー)
短編シリーズ出ていたものの最新刊。今回は1つの大きなストーリーとなっている。
東京第一銀行の事務部臨店班に所属する花咲舞、上司の相馬が、各支店の臨店をやりながら、銀行のスキャンダルを暴いていく、勧善懲悪ものではあるが、今回は産業中央銀行との合併が発表される。
そして、その相手の銀行から、なんとあの半沢直樹が対峙するのである。
話はかなり面白く、銀行の裏事情や、そこに渦巻く人間模様がわかりやすく書かれていて、変わらず「狂咲」ぶりは健在である。
クライマックスでは、その半沢が関わってくるのだが…
ドラマになったらすごい事になりそうだけど、まあ、そうはならないんだろう。
短編集と言いながらも…
今作品もコンセプトは短編にはなっていますが、大きなストーリーがバックグラウンドにあります。
それは「東京第一銀行が産業中央銀行と合併する」というストーリーです。
産業中央銀行といえば…そう、なんと「半沢直樹」が登場するんです。
- 関連 :
- 日曜劇場『半沢直樹』|TBSテレビ
やっぱり仕事というのは…
池井戸作品全般に言える事ですが、
「仕事は誠実に、きちんとやらなくてはならない」
「自分の保身だけ考えているようではいけない」
今作品もそれが最後まで貫き通されています。
読むたびに、自分の仕事のスタイルを見直すいいきっかけになりますね。
あと、ドラマ化されたら、キャスティングとかが気になります。実現してほしい!
やっぱり、読むスピードが遅すぎましたね。ちょっといろいろあって、なかなか読み進められませんでした。
というわけで、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。