朝の読書で読み終わった本の紹介です。
きみはポラリス (新潮文庫) | ||||
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レビュー
読書時間 3時間20分(読書日数 10日)
ストーリーテラーとして評判の高い筆者の、様々な男女間の短編恋愛小説集
普通の恋愛だけでなく、同性愛、誘拐犯との恋、犬目線の恋愛など、バラエティに富んだ作品集である。
〈所感〉
表題となった「君はポラリス」という題名の話がなかった。つまり、今回の表題全部を総称してつけられたものだということである。正直、ちょっとわかりにくかった。
だが、短編であっても、その話の展開やオチなんかは変わらず切れてるなぁとおもった。
発想も面白くて「そういう設定でくるの!」みたいな話も多々あった。ただ、いつもより読むペースが上がってこなかったと言う事は、とっつきにくかったのかなぁと。「木暮荘物語」のようなのを期待してだからかも知れない。 (『きみはポラリス』のレビュー 三浦しをん (prelude2777さん) – ブクログ)
なんだが不思議な短編集だった
「なんだが不思議なコイバナ集」としか言い表せないほど、不思議な恋愛短編集でした。
単純な男女の仲だけではなく「同性愛」「ペット目線の飼い主への愛」「誘拐された少女が、大人になってもその時の犯人に思いを寄せる話」など、少し考えさせられるような話もありました。
ただ、今回はちょっと読み進めるのに少し苦労しました。設定や情景が分かりにくいものもあったせいで、何度も読み返したりすることが多かったからです。まだまだ「読書力」が未熟ですね。
あと「きみはポラリス」という題名だったこともあって、そういうテーマの長編を期待していたので(買う時に、中身なんかは見ないで購入してますので)ちょっと肩透かしを食らった感じもしました。
この本とは別に、「木暮荘物語」という短編集もありますが、これは「木暮荘」という場所が決まっていて、短編のあちこちで登場人物や時間がリンクしているので、長編ぽくなってます。オススメです。
木暮荘物語 | ||||
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本日はここまでです。ありがとうございました。