本日は、朝の読書時間で読み終わった本を紹介します。
ブクログレビュー
読書時間 3時間30分(読書日数 12日)
ドラマの原作にもなった「S&Mシリーズ」でもある、デビュー2作目。
ある大学の研究所で起こった2つの密室殺人を、犀川と萌絵の天才科学者が解き明かしていくミステリー。トリックに関しては、相当凝った内容のようで、実はシンプルなものであったらしいのだが、如何せん、自分には書き方が相当に難解な印象を受けた。
だが、クライマックス(犀川が関係者の前でトリックの説明をする場面)では、分からないなりに引き込まれるような感じがした。
ミステリー好きには、相当な刺激的な作品なのかもしれない。自分はそこまでミステリー(推理)小説にはまっているわけでは無いので、若干ハードルは高かった印象を受けた(『冷たい密室と博士たち』のレビュー 森博嗣 (prelude2777さん) – ブクログ)
難易度高し!本格的ミステリー
こういった本格的なミステリー小説は、久しぶりに読んだなぁと思います。
もともとのきっかけはこちらでした。
すべてがFになる – フジテレビ
武井咲演じる西之園萌絵(にしのその・もえ)は、莫大な資産家の家に育った世間知らずながら、抜群の瞬発力と発想力を持ち、驚異的な計算能力を有する理系女子。綾野剛演じる犀川創平(さいかわ・そうへい)は、少し…
昨年、冬のクールで放送されたドラマ(第1話)の原作本です。
今回はN大学の極地研での2つの密室殺人が起こったところから始まります。犀川創平と西之園萌絵の2人の天才科学者(犀川が助教授、萌絵がその生徒)が、この難事件のトリックを、いろんな専門的な知識と頭の回転力で解き明かしていくといったストーリーです。
トリック事態は結構単純ではありますが、いろんな状態が混ざりながら、それを綿密な計算をしながらの犯行を、さまざまな観点から導き出していくという、読んでいて難しいけれども、少しずつ引き込まれていく不思議な感じがしました。
また、犯行の動機が切ない気持ちになるというのも、普通のミステリーとは違う気がしました。
ドラマ化にしたことが凄い!
どんな感じで「ドラマ化」していたのか、そこに興味がありました。
ですが、この原作はいろんな情景や登場人物のキャラ設定、セリフに至るまで、ものすごく「説明的な」印象を受けました。
私はまだまだ読書に不慣れなので、活字を読んでも、そんなに頭の中にイメージが湧かないので、理解をすることがあまりできませんでしたが、なんとか読了できたのは、ドラマを観ていたお陰だなと思いました。
ドラマは、原作を大きくアレンジしてはいましたが、エッセンスはそのままだったので、結構私には分かりやすくて良かったと思います。
そのあとで、この原作を読むと、登場人物の人間性が際立って分かる気がしました。
この表紙カバー、凝ってますね。下に元からの表紙カバーが出てきます。
というわけで、本日はここまでです。ありがとうございました。