【読書】「64(ロクヨン)上」横山 秀夫 著

本日は、朝の読書時間で読み終わった本を紹介します。

64(ロクヨン) 上 (文春文庫)

横山 秀夫 文藝春秋 2015-02-06
売り上げランキング : 971

by ヨメレバ

ブクログレビュー

読書時間 6時間(読書日数 20日)

ドラマにもなった原作本

警察の広報課として働く主人公が14年前に起きた誘拐事件の謎に迫るミステリー。

主人公自身も関わったその事件に、起きてはならないミスがあり、それを刑事部が揉み消しているという事実に行き着くが、警察庁と警視庁が、水面下で繰り広げられるやり取りに主人公が巻き込まれていく。

また、娘が急に家出をし行方不明となっている。それすらもダシとして使ってくる警務部長。14年前の事実隠蔽にもそういった手法が取られていて、それを明らかにしていこうとする。

自分の家族の問題、勤めている警察のもんだいが絡み合って物語が進んでいく。はじめのうちは、説明が多くてよむのが難しかったが、だんだん繋がっていくにつれ、この話の根幹が分かった。続きをよむのが楽しみだ。(『64 上』のレビュー 横山秀夫 (prelude2777さん) – ブクログ

「連ドラの原作本」を読むのがいい!

先輩の先生が「おもろい!」を連発していたこのドラマ。

土曜ドラマ「64(ロクヨン)」|NHKオンライン
2015年4月18日(土)スタート!【総合】毎…

結構、評判は高かったようですが、リアルタイムでは見ませんでした。

ですが、何となく気になったので手に取った次第です。最近は、こういう風なチョイスで本を読んでいます。以前は「新書(啓発系)」と「小説」を交互に読んでいたのですが、若干「啓発」の本についてはお腹が一杯になってきているので、ここらで「小説」をしっかり読んでいきたいと思っています。

警察の裏側と「三上」の葛藤

主人公「三上」は警務課の広報を任されてはいるのですが、以前は捜査二課の刑事でした。その時に関わった、とある誘拐事件。最後は誘拐犯に子供が殺され、事件は未解決のままになっています。

そこから14年後、突然その事件がらみで警察内部のさぐり合いが始まります。それに主人公は広報課として関わっていくうちに、14年前に起きた不祥事を見つけてしまうのです。

また、自分の家族の中でも問題があり、娘が家出をして行方が分からなくなっています。それ捜査することを前提に、主人公は警務課長の言いなりにならざるを得なくなります。

だんだんと14年前の事件のことが明らかになっていくところで終わります。

初めは躓いたけれど…


警察内部の細かい設定とかがあるため、初めは戸惑いましたが、後半になるにつれていろんなエピソードがつながりだしていきました。

この帯には「いろんなエピソードが最終的に一つに繋がるのが〜」みたいな事が書かれてます。今の段階ではまだ、そんなに感じられないので、後半が楽しみです。

64(ロクヨン) 上 (文春文庫)

横山 秀夫 文藝春秋 2015-02-06
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というわけで、本日はここまでです。ありがとうございました。

この記事を書いた人

岡田 英司

神戸市にある湊川神社の西側で司法書士業務をおこなっております。

業務のこともそうですが、Apple製品、読書、習慣化その他雑多なことも書いていくことで「自分をさらけ出していって、少しでも親近感のある司法書士でありたい」と考えております。

お気軽に読んでいただければ嬉しいです。