本日は、朝の読書時間で読み終わった本を紹介します。
ブクログレビュー
読書時間 3時間(読書日数 11日)
芸人として「お笑いと向き合うこと」や「人として生きるということ」ということに真剣に向き合っていくという青春群像劇
とある芸人が、漫才を通じて一人の先輩と出会い、弟子入りするところから物語が始まる。この先輩は相当破天荒な芸人なんだが「純粋に漫才師なんだ」という人物である。その先輩からは「俺の伝記を書け」と言われたため、毎日のように酒を飲み、語らいあいながら「笑いと生きていく」ということについて語り合いが続く。
最後には自分たちのコンビが事情により解散するが、その最後の漫才のシーンは感動的だった。でも、最後のオチが物凄い展開でびっくりはしたけど、それでも良かった。
筆者の「お笑い感」というものが、この物語を通して伝わってきたし、生き方の哲学も共感できるものが多かった。多分、筆者自身の身の回りに起こっていることを書いたのではないか?
筆者が文学好きだというのは、書きぶりでよくわかるが、それでもかなり読みやすい印象を受けた。(『火花』のレビュー 又吉直樹 (prelude2777さん) – ブクログ)
「お笑い」と「人生」にかける青春群像劇
言わずと知れた芸人さんですね。
読書好きが講じて「とうとう小説なんかを書くようになったんや」と思って、購入しました。
ですが、だいぶ経ってからの読書で、どうかなぁと思いながら読み始めたのですが、結構面白く、考えさせられる場面とかもあり、文学的な表現が多いなか、結構読みやすいお話でした。
主人公が、熱海の花火大会で、とある先輩に急に弟子入りするところから始まります。この先輩が、なかなかの破天荒キャラでして、漫才のために生活をしているといっても過言ではないぐらい、生活態度がむちゃくちゃな人です。
その先輩から
「俺の伝記を書け」
ということで、そこから何年とその先輩と生活をすることになります。エピソード中に筆者の「お笑い感」というか、考え方を垣間見ることができて、ますます好きになりましたね。
最後には、主人公のコンビが解散するときのライブの模様が描かれているのですか、感動的でした。
オチは結構びっくりするのですが、その先輩の「純粋な芸人魂」に触れることができて、いいお話だったと思います。
まとめ
初の小説だと思っていたのですが、何冊か書かれていたようです。
また、機会があったら読みたいと思いました。単なるミーハーではなく、「一人の小説家(文学者)」としてでもいいなぁと単純に感じました。
本日はここまでです。ありがとうございました。