【読書】「ルーズヴェルトゲーム」池井戸 潤 著

本日は、朝の読書時間で読み終わった本を紹介します。

ブクログレビュー

読書時間5時間(読書日数 16日)

ドラマ化されている原作本。
倒産寸前に追い込まれた青島製作所の復活劇と企業野球の裏側やそこに関わる人間模様もしっかりと描かれている。

営業部長から抜擢された新社長の細川とそれに対抗する経理部から専務になった笹井並びにそれを取り巻く古参の役員たちとの対立。銀行の融資を受ける際に「野球部」の廃部をするかしないかで揺れる総務部長(野球部長)と野球部員たちの葛藤。それにスキャンダルが発覚したことによる新人沖原とそれを支える野球部員や応援団社員たちの友情など、泥臭さのなかにもどこか温かみのある人間模様がよくわかる。

最近の池井戸作品のドラマ化がされているのは、今から数年前の作品が多い。それは、原作が今でも新しいというか、読んでいても情景がはっきりと簡単に浮かんでくるものが多いからだと思う。今回も専門的な知識がないとわかりにくい設定でもあったと思うが、そう思わせないのが池井戸作品ではないのかなと思った。
やっぱり、これからも読んでいきたいと思わせる作家だと改めて再認識した。
(『ルーズヴェルト・ゲーム』のレビュー 池井戸潤 (prelude2777さん) – ブクログ)

ドラマ化小説第二弾

こちらの原作も現在ドラマ放映中です。
日曜劇場『ルーズヴェルト・ゲーム』|TBSテレビ

昨日(2014年6月8日)の放送では、クライマックス手前のシーンでした。後2回で終わりのようで、来週は10分拡大スペシャルとのことです。

題名になっている「ルーズヴェルトゲーム」というのは

野球を愛した第32代アメリカ合衆国大統領フランクリン・ルーズベルトが1937年1月に、ニューヨーク・タイムズの記者に宛てた、野球記者協会から招待されたディナーを欠席することを詫びた手紙の末尾に記された「一番おもしろいゲームスコアは、8対7だ」という言葉に由来する。(ルーズヴェルト・ゲーム – Wikipediaより抜粋)

ということです。

コンサル会社からヘッドハンティングされ営業部長として「青島製作所」に入社した細川が、ある功績が認められて社長に就任するのですが、ライバル会社「イツワ電機」による執拗な抵抗や融資先の白水銀行などからの融資に関わる駆け引きなど、様々な障害に対して立ち向かっていくわけですが、会社内部も一枚岩とはいかず、長年経理を支えてきた笹井をはじめ、反対勢力からも色々と追い立てられていきます。

また、社会人野球という側面からも人間ドラマが描かれています。監督が引き抜いた主要選手とともにイツワ電機に入部するところから始まって、たくさんのリストラをされていくなかで職業野球をやっていくという難しさ、そんな中で都市対抗野球を勝ち上がらなければ廃部になるというプレッシャーのなか懸命にプレイする青島製作所の野球部員の逆境に立ち向かう姿が書かれています。

そんな中で「逆転につぐ逆転」というのがテーマでもあるようにシーソーゲームのようなストーリー展開が繰り出されていきます。

TVドラマの方は、やっぱり原作に比べるとかなり脚色しているイメージがあります。これは『半沢直樹シリーズ』と同じでした。でも、TVドラマをみてから原作を読むのは、やっぱり悪くないと思います。(特に私のように読書が苦手な方には…)情景がより浮かびやすくなりますから。

というわけで、本日はここまでにしておきます。ありがとうございました。

プロフィール

岡田 英司
岡田 英司
神戸市にある湊川神社の西側で司法書士業務をおこなっております。 業務のこともそうですが、Apple製品、読書、習慣化その他雑多なことも書いていくことで「自分をさらけ出していって、少しでも親近感のある司法書士でありたい」と考えております。 お気軽に読んでいただければ嬉しいです。

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