今日は、こんなテーマで書いてみようと思います。
重く課せられた責任
司法書士をはじめとする法律専門職は「秘密保持義務」いわゆる守秘義務というものがあります。
司法書士にかぎっていうと「秘密をばらしてはいけない」し「利用してもいけない」というもので、これに違反した場合、懲戒に処せられます。
お客様の個人情報はもちろんのこと、業務内容や、その時にわかってしまった事情や事実についても漏らしてはいけません。また、その情報を使って、他の事件を優位に進めていくことをしてはなりません。
でも、なぜこんなにも法律専門家には「守秘義務」が課せられているのでしょうか?
「依頼者様の思い」を正確な形にするため!
私たちは法律専門家ではありますが、所詮は「アカの他人」です。当然ながら依頼者様の歴史や家族関係などは一切わかるはずがないのです。
なので、私たちは色々とヒヤリングをする必要がありますが、かといって「お家で揉めたりしてますか?」などと直接お尋ねする事は出来ませんし(人間的に)そこまで責任持って聞く必要はないとされています。
【司法書士業務】司法書士の専門家責任④〜司法書士相談における倫理〜 | ミナトノキズナ〜司法書士 岡田事務所
この辺りもご参考にどうぞ
家族の者に打ち明けることができないようなことを、ましてやアカの他人である私たちにお話しすることはなかなか出来ることではないのは理解しているつもりです。
だからといって、言わなかった事がかえって依頼者様が不利になるような事態になってしまうことがあるということをわかっておく必要があります。
相談事を聞く私たちに守秘義務があることで、情報が外に漏れないという保証があります。だからこそ、そういった部分も聞きだせることで「皆様の思い」をより良い形にすることができるのです。
というわけで、本日はここまでにしておきます。ありがとうございました。