【司法書士業務】配属研修ログ③:不動産登記の一連の流れを掴んでもらう!

本日は、前回のように「交流会」とかではなく、実際に生の事件に触れて、登記申請の手続きの一連の流れを掴んでもらいたく、取り組んでいただきました。
【司法書士業務】配属研修ログ ②:異業種交流会の参加をしてもらい「いろんな世界」を知ってもらうこと | ミナトノキズナ〜司法書士 岡田事務所
前回のエントリーです。

「座学」と「実務」とのギャップを感じてもらう!

何事も、経験を積んで...
何事も、経験を積んで…

配属研修生は、昨年の7月の本試験に向けて知識は最高潮になっているわけですから、現段階において、ある意味「知識レベル」では、私より遥かにあると思います!

それに、12月から「近畿ブロック研修会」1月から「中央新人研修」、2月から「特別研修」という具合に、知識の洪水を浴びまくっているわけですから,もう凄いことになっています。
【司法書士会】平成26年度の新人研修が始まりました! | ミナトノキズナ〜司法書士 岡田事務所
まずは初めの一歩目です!

ただ、座学で得た知識を実務レベルで落とし込む場合、知識が「点」でしかないため、ポイントがわからなくなってしまうのです。

たくさんの知識の中から「ポイントを見つける」ということをしない限りは、実務をこなしていくことは困難だと思います。そこをわかってもらえるようにすることが本日の目標でした。

不動産登記申請書を作成する〜相続

  • 対象物件を確認するには、とにかく「登記情報サービス」をつかう。まずは「目で」最新の情報を確認すること
  • 記録か長くても、ややこしくても「まずは確認する」→PDFソフトについている文字検索機能(OCR機能)をあてにはしないこと。他の情報などから推測して「どこから探すか」ということについて、検討するなど、どうやって無駄を省くかに頭を使うこと
  • 戸籍の調査をして「手書きで」家系図(相続関係説明図)を作成する。
  • 相続人が確定しないうちから「遺産分割協議書」を作成しない→依頼者のいうことを鵜呑みしないこと!
  • 登録免許税の計算方法の細かい手順を覚えること!→どのタイミングで小数点以下の端数を切り捨てるか
  • オンライン申請についての概要の説明(実際に入力してもらう)→ちょっとしたショートカットキーを使うことや機能を使うことで、作業効率を上げるようにすれば、間違いも少なくなる。
  • ■オンライン申請入門 for 土地家屋調査士、司法書士、行政書士 – オンライン登記申請・オンライン定款認証 
    ここのサイトが一番です!

  • モニター画面でチェックするのではなく、「紙に印刷して」チェックすること!

まとめ

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  • 戸籍の追い方が、まだまだ不安で分からなかった→「昔の書体」が多い為、どうしても読むのに億劫になりがちだが、「慣れ」というのもあるので、とにかく事件に当たっていくことが重要。
  • オンライン申請のシステムが、いまいち使い勝手が悪い→その辺りは「システム上」の問題でもある。今の現状のシステムで「どう使えば便利で、ストレスが少なく、間違えることが少なく出来るのか」ということを考えながら使っていくしかない。

というわけで、本日は根を詰めて頑張ってもらったと思います。こういうのは、徐々に慣れていくしか仕方がないですね。

本日はここまでにしておきます。ありがとうございました。

この記事を書いた人

岡田 英司

神戸市にある湊川神社の西側で司法書士業務をおこなっております。

業務のこともそうですが、Apple製品、読書、習慣化その他雑多なことも書いていくことで「自分をさらけ出していって、少しでも親近感のある司法書士でありたい」と考えております。

お気軽に読んでいただければ嬉しいです。