第46回 全国青年司法書士協議会 ひろしま全国研修会 全体会『「人」を対象とするプロに必要なもの エンパワメント』【研修ログ】

全体会では「エンパワメント」ということについて学びました。講師は筑波大学医学医療系の安梅勅江先生です。

研修ログ

第1部 基調講演

  • 社会生活を守っているのが法律家のプロである
  • 医療の世界ではエンパワメントも学ぶ→司法書士にも学ぶということは嬉しいことである
  • 仲間エンパワメントが肝である。
  • 相手が動かなくては意味がない→相手を動かすことが「エンパワメント」
  • 湧活(ゆうかつ)→活力が湧き出る。人が本来持っている素晴らしい、生きる力を発揮させる力を出させること
  • 種類→「自分エンパワメント」「仲間エンパワメント」「組織(地域)エンパワメント」→それを組み合わせて「相乗エンパワーモデル」
  • 人間は「愛玩動物」を可愛がる→眼差しがあるから(白目がきちんとあって、どこを見ているかが分かる)
  • 褒められらる子は思いやりも育つ
  • 自分エンパワメントには何が必要?(震災をきっかけに)→「希望」(夢)、自己効力感(マインドフルネス)、意味づけ(認知再構成)→相手に何が足りないのかについて、それに対するアドバイスをする
  • 自分エンパワメント→仲間エンパワメントにシフト(自分がんばるゾウ→夢かなうゾウ)
  • 待てる子を育てるには→信頼感、自己効力感、自信、安心感、参画、自己実現、未来への見通し、つながり、意味づけ→「しなやかさ」を育む(物事に柔軟に対応し、前向きに生きていける能力)
  • 「組織(地域)エンパワメント」→なぜ支援するのかということを論理的に考える(エンパワメント支援設計)
  • エンパワメントの基本→当事者の価値観、ニーズ、当事者ができることは何か→「知識」を伝えることが大事
  • コミュニケーション、共感、動機付け、科学的根拠(論理性、予測妥当性)
  • 共感→「共に感じている」だけではダメ。そこから学ぶ姿勢が大事(何かしなくてはと思わない。生きざまを教わる)
  • 困った人→困ってる人から、出来るだけ「強み」を見つけてあげること
  • エンパワメントのコツ→強みを見つける、認める、楽しみを共有する
  • プロとは「当事者の力を最大限ひきだしてあげる」こと→新しい価値を生み出すこと
  • AIの技術では到底「エンパワメント」はできない
  • いかに楽しむか!
  • プロは三位一体→哲学、科学、技術

第2部 パネルディスカッション

  • 司法書士業務に「エンパワメント」を当てはめることで、いろいろ活用できるのではないか
  • エンパワメントは「ビタミン」みたいなもの
  • 債務整理の場面で「(仲間)エンパワメント支援設計図」を使ってみた→当事者が目標設定し、現状や背景を要因を「当事者主導」を徹底させる
  • 生活再建をするためには、当事者に考えさせる必要がある。「一緒に考えていく」こと。
  • エンパワメントの魅力→あなたと共に私がが変わっていく。
  • 基本的に「任せる」という依頼者が多い中、どうやって「エンパワーメント」(当事者意識を芽生えさすはじめの一歩)を持たせるのか→当事者に将来(少し先)の思いを聞き出す。どうやってニーズに応えさせるのか
  • 地域エンパワメント→誰でも参加できるような機会を作り、周りを巻き込んでいく→コミュニティに入り込んで司法書士が活躍する場面も増えていく
  • 風土理論→互いの違う立場の人たちが、様々に絡んで、よくなっていくということ。
  • 人と関わる時に大事なのは「ひねり」と「遊び」→少し違う視点で物事を見て、楽しむことで信頼関係を生み出すことができるAIではできないことである
  • 司法書士は「何をやってるかわからん」→当事者と一緒に考えていくこと(エンパワメント技術)で、資格者から「より身近な」存在になった。
  • 多重債務者がこれから増えてくる現状がある→青年会にそんなパワーがあるのか→周りを巻き込み、それを楽しむように持っていく
  • 相乗エンパワーメントモデルでは「仲間エンパワメント」が重要
  • 法律教室の最終目標→明確な対象がないからこそ「明確な目標」をきちんと設定する必要がある
  • エンパワメントには発展段階(創造・適応・維持・発展)がある→コツもある

まとめ

基調講演では「どうやったら市民に寄り添える法律家」となれるのかということについて、かなり良い刺激をもらえたという印象でした。

で、その時に思ったのは

自分のやっていることに間違いがなかった!

ということでした。

今後も「依頼者に寄り添う」そして「依頼者に一緒に考えてもらう」という執務を心がけていきたいと思います。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

この記事を書いた人

岡田 英司

神戸市にある湊川神社の西側で司法書士業務をおこなっております。

業務のこともそうですが、Apple製品、読書、習慣化その他雑多なことも書いていくことで「自分をさらけ出していって、少しでも親近感のある司法書士でありたい」と考えております。

お気軽に読んでいただければ嬉しいです。