【読書】「銀行総務特命」池井戸 潤 著

本日は、朝の読書時間で読み終わった本を紹介します。

ブクログレビュー

読書時間 4時間30分(読書日数 14日)

「半沢直樹シリーズ」でもお馴染みになった筆者の短編集。今春のドラマの原作本のようである。

「総務部特命」という特殊な部署の目からみた、銀行の悪しき体質や人間模様が描かれており、その「不正体質」に対して真っ向から立ち向かっていく「特命」のメンバーの「潔い正義感」によって真実を解明していく痛快な感じが、読んでいて引き込まれる感じだった。

短編だったので読みやすかったりもしたし、オチが結構考えさせられるもの(あえて、ここまでしか書いていない感じ?)になっているのもまた、新鮮な感じだった。

長編にはない魅力があり、「与えられた仕事を全うにこなす大切さ」といった、ビジネスマンとして至極当然なことを改めて考えさせられた。(『新装版 銀行総務特命』のレビュー 池井戸潤 (prelude2777さん) – ブクログ

今回は短編集

花咲舞が黙ってない|日本テレビ

今春のドラマ「花咲舞が黙ってない」の原作になる本だったので、手にとって見ました。こういうきっかけで小説を買うのもいいのかなぁと思ってます。また最近になって池井戸小説にはまっているのも事実ですし。

「半沢直樹シリーズ」はバンカーとしての主人公が、銀行組織と真っ向勝負するという感じでストーリーが展開されたのですが、今回は視点が違っています。

「総務部」の中に入っている「特命」という部署では、銀行業務の中で不審な点があった場合にそれを調査することによって「真実を明るみにする」ことを業務にしています。その「調査することで見えてくる」銀行業務の色々な人間模様が描かれていて、その中で「特命」に所属する指宿修平(主人公)の痛快で理路整然とした追求劇を見ることができます。

銀行の顧客情報の漏洩、銀行員のスキャンダル、銀行員に対する逆恨みによる誘拐事件など様々な事件を、テンポよく解決していくのを、読んでいくに連れて引き込まれていきました。

しかも、「実は書き途中なんとちゃうの?」と思ってしまうほどオチが考えさせられるものが多かった印象です。

この原作エピソードがどんな形でドラマ化されるのか楽しみでもあります。

もう一冊「不祥事」もあるので、また読んでいこうと思います。

本日はここまでにしておきます。ありがとうございました。

この記事を書いた人

岡田 英司

神戸市にある湊川神社の西側で司法書士業務をおこなっております。

業務のこともそうですが、Apple製品、読書、習慣化その他雑多なことも書いていくことで「自分をさらけ出していって、少しでも親近感のある司法書士でありたい」と考えております。

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