本日は、朝の読書時間で読み終わった本を紹介します。
ブクログレビュー
読書時間 2時間10分(読書日数 7日)
オーストリアの心理学者、アルフレッド・アドラーの提唱する「アドラー心理学」についての解説本。
前回の「嫌われる勇気」とは違い、100個の言葉とそれについての解説が、丁寧で分かりやすく書かれている。ただ「嫌われる勇気」に書いてあったことについて、そこからもう一段階発展させた内容が幾つかあった。例えば、「感情は、他人を支配するために出し入れすることができるが、自分を支配する(やる気を出すなど)ために使うこともできる」など。読んでいて新たな発見が幾つかあったので、改めてアドラー心理学の深さを思い知ることができた。
(『アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉』のレビュー 小倉広 (prelude2777さん) – ブクログ)
本当にたくさんの気付きをくれた
前回の「嫌われる勇気」のレビューにも書いたかもしれませんが、この「アドラー心理学」というのは、私自身の中に深く入り込んで来ています。
以前から「他人に貢献することがいいこと」というのは、いいことだとわかっていても、何処かで「見返り」とか「やってることを気にしてもらえないと…」とかを考えながらやっている自分がいました。だから「貢献してるのに、なんでお前はせえへんねん」みたいなことを口にしていたようにも思います。
「どうせ自分なんか」などと卑屈になり自分に自信が持てないのは「親のせいだ!」みたいなことも思っていたりしていました。
ただ、このアドラー心理学を通して「自分の性格(ライフスタイル)を自分自身で選択していて、やらないことの理由づけにそういう事柄を出しているだけ」という言葉に、あまりにも当てはまりすぎて感激すら覚えました。
でも、だからといって「それをいい方向に修正しなきゃ!」とは思い込み過ぎないようにしました。というのは「そういう弱い自分を含めて認めること(自己受容)が大事だ」からと言っているからです。
卑屈なことを言うことを「自分で選択している」し「そんな中で変わろうとしている」のも自分もいるということもわかっているつもりです。/p>
「他人がどう思おうが、自分が『他人に貢献しているんだ(貢献感)』と自覚していれば、それだけで社会の一員として存在することができる」
本当に出会えて良かったと思っています。
新たな発見もあった!
「怒りの感情というのは、他人を支配するという目的を果たすために出すことができる」ということが書かれていますが、そこから「自分を支配するためにも出すことができる」とも書かれていました。つまり、「怒り」という感情を使ってヤル気をだすことも可能だということです。
あと「三兄弟の性格と親との関係」についても書かれていました。とても勉強になりました。
とても分かりやすい入門書
本書では、右ページにワンセンテンス。左ページに解説という構成になっていて、ものすごく読みやすかったです。また、大事なところには黄色のラインが引かれているので、この部分だけでも読んでいくだけで、再読できそうな構成にもなっています。
少しだけ深く知るのには読みいい本なので、また期間を開けて再読してみたいと思います。
この表紙裏。そう思います。ほかの本も読んでいこうと思います。
本日はここまでです。ありがとうございました。