先日、ニュースでこんなのを見つけました。
元「法律新聞」編集長の弁護士観察日記 法律相談無料化の副作用
ここ最近、弁護士事務所様の過払い業務に関するチラシやTVCMをよく見かけます。そこに必ず入っている言葉は「相談無料」という言葉です。
これについては、いろいろな考え方や意見がたくさん出ております。
相談無料は、果たしてどうなのか?
確かに「相談無料」と謳うことで敷居が下がるので、お客様もアクセスしやすくなるのは分かるのですが、デメリットもあります。
「相談マニア」の方が来やすくなることです。
(以下、引用)
〜いくつかの法律事務所を点々として、いわば無料法律相談をはしごしているタイプ。彼らの多くは、そもそも無理筋の主張の案件を抱え、どこの弁護士にあっても、ほとんど同じ彼らにとって納得のいかない回答になるにもかかわらず、彼らの求める回答をしてくれる弁護士を求めている人々です。
(中略)
問題は、どうも「無料」ということと関係してしまっているようです。「ドクターショッピング」でも、言われていることですが、こうした行為が本来セカンド・オピニオンの在り方として成立させるには、その方法とそれをする側の意識が必要であるという指摘があります。
(中略)
残念ながら、相談の無料化は、「どうせタダ」ならばという環境のなかで、そこが間違った形で現れているという見方ができます。
私も、司法書士会の相談会に参加しているのですが、中にそういう方々をお見かけすることがあります。
無料で済まそうとして、いろんなところを回り「自分の都合のいいところだけをいい様に解釈して」それを私達のところでぶちまけるといったことをされるということは何処でもあるということですね。
私の想い
無料相談のいいところは、専門家へのアクセスのしやすさをアピールすることですので、あってもいいとは思いますが、それに乗じて「どうせタダ」ということで無碍に相談事案を持ちかけてくる人も中にはいます。
私は、そういう方々にも面と向かっていかなければいけないとは思いますが(相談料を取る取らないにかかわらず)ある程度その時に啓蒙はしていかなければいけないと思っております。
本日は、これぐらいで。
このテーマは永遠に考えていかなければならないものでしょう。また、書きたいと思います。
ありがとうございました。