本日は新人研修会でした。もうすぐ終わりを迎えます。
仮装「立会」業務をやってもらった
本日は、1日使って「模擬立会」をやってもらうということになりました。
司法書士というのは、何と言っても「不動産の立会業務」が業務の花形です。様々なチェックポイントがあります。それを受講生に体感してもらうワーク式研修会でした。
【司法書士業務】司法書士の専門家責任⑬〜立会における注意義務〜 | ミナトノキズナ〜司法書士 岡田事務所
専門書レビューです
はじめは、座学で一連の流れを聴いてからの実習です。
その間に、書類関係の仕込みがあります。なかなかのハイクオリティーです。こういうのは本当にいいなぁと思います!
銀行担当者に扮して、新人司法書士の先生との応対をします。手慣れている方もいれば、バタバタしてしまう方もおられて、楽しくできました。私の新人の時はこんな研修会ではなかったので、羨ましかったですね。でも、実際にやるとでは大分違ってたんでしょうね。
お昼は、鉄板のこちらのお弁当ですね。
午後からは「決済当日」→「登記申請完了」まで
午後からは実際に取引の流れをやってもらいました。
「売主役」で参加しましたが、初めての方から多少の経験者まで、いろんな感じで体験させてもらいました。面白かったですね。
司法書士は「登記申請ができるかどうか」を確認して、融資の実行のゴーサインを出すという、極めて重要な役割があります。書面のサインする意味や、お金の動きのことなどキチンと双方に理解してもらう必要があります。この辺りは経験がものを言うので、徐々にわかるようになると思いますが、何より「書面が揃っているか」というのが重要です。
最後は書面を組んで登記申請までしてもらいます。
それを委員みんなでチェックします。結構大変でした。登記官の方々の苦労が少しわかったような気がします。
最後は総評でした。注意点が幾つかありました。
- 印鑑証明書のもらい忘れが多かった。
- 申請をするときは「登記官を見やすいようにする」→綴じ方を考える
- 申請書はこちらで作るので直しても問題は無いが「他人の書面」は基本的には治せない!
出してもらった申請書には補正箇所がありますので、訂正して再提出してもらいました。その時には、ポイントを幾つか話させてもらいました。
「なかなか大変だった」との声がありました。それでも、雰囲気だけでもわかってもらえたのではないかと思います。
まとめ
半年間の企画を経ての今日を迎えたのですが、初めての割にはそんなに混乱もなく終われたような気がしました。準備された資料のクオリティが半端なく高くて「擬似立会」としては、かなりハイレベルな感じでした。新人さんも司法書士という仕事の大変さの一端を感じることができたのではないでしょうか?
来週で、新人研修か全て完了します!最後まで突っ走ります!というわけで本日はここまでです。ありがとうございました。