本日は朝から「天満研修センター」にて、夕方まで缶詰でした。
でも、本当にいい勉強になる
私は裁判事案について、そんなに経験を積んでいるわけではありません。なかなか相談事案が回ってこないのです。ですので、こういった研修チューターを引き受けることで勉強する機会をいただき、それによって知識の再取得ということが出来ることに喜びを感じています。
特別研修のチューターの役割は「知識を教えるという立場ではなく、正しく誘導してあげる(ファシリテーターというべき)もの」ですが、全く何の勉強もしなければ、導くことすらできません。そういう意味では本当にやりがいのある事業だと私は考えています。
また、受講生というのは「司法書士試験合格者」とはいえ、裁判事務については殆ど知識がないものと思われます。その「何も知らない(言いかえれば、何も汚されてはいない)」中での自由な発想でいろんな質問や意見が飛び交います。それが刺激になって「なるほどなぁ!」と思えることもたくさんあるからです。
「訴状の起案(一から訴状を作る)」のロールプレイで白熱
今日は
「家賃を払ってもらえないから、立ち退いて欲しいんです!」
と言われて依頼を受けた司法書士が、どうやって裁判事務を行うのか?ということについて、事例を検討した上で訴状をどう作るのかということについて、自分たちで調べながら、法律論を闘わせて班に分かれて作り込んでいく作業をほぼ半日使ってやっていきます。
私も6年前にやりましたが、本当に大変だけど楽しい時間でした。
この「自分たちで白熱した議論をする」ことで、考える癖をつけるというのが、この研修の大きな目的の一つですので、大いに盛り上がれば上がるほど、受講生にとっては有意義な時間となります。
なので、チューターとしては「核心には迫らない」のがポイントですね。狙い通り白熱しておりました。
というわけで、間も無く折り返し地点です。受講生と共に最後まで走り続けたいと思います。
本日はここまでです。ありがとうございました。