【日刊】「司法書士として携わる」ということより大事なことがある!

本日は、「東日本大震災と住宅問題シンポジウム-阪神・淡路大震災の経験から-」が開催されています。
1月25日 「東日本大震災と住宅問題シンポジウム-阪神・淡路大震災の経験から-」開催のお知らせ – お知らせ : 兵庫県司法書士会

私は参加してはおりませんが、先日の「神戸支部新年会」でも大々的に紹介がなされていました。
【司法書士会】恒例の司法書士会神戸支部の新年会!新たな思いを胸に… | ミナトノキズナ〜司法書士 岡田事務所
先日のエントリーです。

「司法書士として何ができるのか」が重要ではない!

何をやるべきなのか!
何をやるべきなのか!

先日、大阪で特別研修のチューター事前研修がありまして、その後の懇親会で司法書士業務談義になりました(案の定)

昨年のエントリーでも紹介しているのですが、「司法書士はオワコンだ!」と、まことしやかに周りではささやかれております。
司法書士、30歳を過ぎても年収200万円台はザラ | 日刊SPA!

また、司法書士は、なんでもできる資格ではありません。簡裁代理権を取得していた(俗に言う「認定司法書士」)としても「簡易裁判所に管轄がある事件で、140万円までの訴額による裁判」しか代理権がありません。弁護士のように何でもできるわけではないのです。

そんな司法書士でも兵庫県青年司法書士会では「労働110番」とか「原発110番」といった相談事業をおこなったり、司法書士業務を超える業務範囲の勉強会などが全国の研修会を通じて行われているわけです。
活 動 | 兵庫県青年司法書士会

「なんでそんなことが必要なのか?ただでさえ飯が食えんと困ってるのに」

「あーなるほど、本業が上手く行きまくってて、余裕があるからやってるだけやね」

「そんなことより、金稼げるようにしてや」

「独立するなんてめっそうもない、金も仕事もない状態で、そんなことばっかできるカイ!」

などと思っている人たち(同業者)がワンサカいると思います。

ですが、こう言った事業に携わっている方々(テーブルが同じになった先輩)は

「稼ぐのは、自分の力でしょ!あくまで資格はただのツール」
「勤務で働いて、手取り18万で満足するならすればいい。合格率の低い難関資格(たとえオワコンだったとしても)を取ったんだという事実を考えたら、自ずと選択肢は見えるはず」
「そんな自分たちが仕事ができるのは、資格者になったからではなく、そういった先人たちが制度の発展のために尽力したからである。その制度の発展を考えなかったら、仕事ができなくなるということが、分かっていない!」

と言います。

また、今月届いた全国青年司法書士協議会の会報で現会長のあいさつの中に

「今の司法書士は業際問題を意識しすぎ。『司法書士として何をするのか(何ができないとか)』を考えるのではない。相談者は「誰が解決したか」は関係がない。今取り巻いている諸問題に、まず人として、どう向き合うか。その時、司法書士という資格がどういった形で役に立つのかを考える。そうでなくても、寄り添うという形態をとって安心感を与えることもできる」

とありました。
全国青年司法書士協議会

だから、やるんです。そういった

「自分のビジネスにならないこと」を一所懸命に!

そういう使命感を持って司法書士業をしていれば、お金とか、家族との折り合いとかが関係なくなっていくのですね。私はそういった考えや思いに届いていないと、改めて実感しました。今は自分なりに出来ることをコツコツとやっていくだけですね。頑張ります!

というわけで、本日はここまでです。ありがとうございました。

この記事を書いた人

岡田 英司

神戸市にある湊川神社の西側で司法書士業務をおこなっております。

業務のこともそうですが、Apple製品、読書、習慣化その他雑多なことも書いていくことで「自分をさらけ出していって、少しでも親近感のある司法書士でありたい」と考えております。

お気軽に読んでいただければ嬉しいです。