【読書】「脱社畜の働き方」日野瑛太郎 著

本日は、朝の読書時間で読み終わった本を紹介します。

ブクログレビュー

読書時間 2時間30分(読書日数 8日)

起業と就職の両方を経験した筆者が、現在の日本の労働環境の矛盾に気づき、それに対して「脱社畜」という言葉を使って、これからの仕事に対する向き合い方を解説した本

この著書に書かれている内容は、今の「サラリーマン」や「派遣社員」「パート・アルバイト」として働いている方々なら、本当に「あるあるネタ」である。自分も就職した時は「何の疑問も持たずに」残業とかしてたし、それが貢献でもあると思っていたから。
ただ、それは使う側(雇用者)の問題で「残業するのが当たり前」とかになると「時間を窃盗していることと同じ」になる。こういう認識を持っている管理職の人たちか少ないと思う。
また、労働者側も勉強していないことが多いこともあって、いいようにこき使われているし、とくに「耐えることの美学」というものを強く言い過ぎているのではないか。
また「プライベートプロジェクト」をやるといいというが「ただでさえ、こき使われているのに、そんなこと出来るわけない」とか言う人も多いと思われる。
そこから自分が真剣に変われるかどうか。それがポイントだと思うし、そのためには「脱社畜」の考え方が持てるかが自分の今後の人生の幸せに繋がるのではないかと思った。(『脱社畜の働き方~会社に人生を支配されない34の思考法』のレビュー 日野瑛太郎 (prelude2777さん) – ブクログ

もしかすると日本人特有なのかも

鍵と鎖
働くことが、こんなのになってませんか?
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私は現在司法書士になって独立して6年ほどになります。それまでは安定した給料を持って帰らないといけないということもあって、前職(ドラックストアの店長)から変わる時に就職活動しました。その時の人事部長の一言がきっかけで、司法書士を目指し、独立に踏み切ったのです。

今でも、相変わらずお金の面では裕福にはなりませんが、それでも「自由になっているような気が」します。というのも、何をやるにしても全て自分自身に決定権があるからです。

依頼者様にしっかりとスケジュールさえ合わせておけば、朝から働かなくてもいいし、早く帰ってもいい。ましてや平日に休んでも構わないわけです。

ちなみに前職は「仲間意識」が高く、どうしても「社畜的な考え方」になりがちな会社でもありました。私としては、働いていた間、全然そういったことに対して何の疑問も持ち合わせていなかったし、むしろそうするべきだと思いこんでいたのかもしれません。

ただ、後輩の社員やアルバイトに「経営者と同じ目線で!」みたいなことを強要していたかもしれません。本書を読んで、ちょっと反省しています。

ですが、これは多分日本人特有なのかもしれませんね。「仲間意識」とか「みんな一緒に」なんていう考え方はそれなりに持ち合わせているだろうし、逆に「ノリ悪いやん!」とか言われると辛いので、それを逆手にこき使われてしまっている現状もありますよね。

それでも心だけは

photo credit: Tim Donnelly (TimboDon) via photopin cc
photo credit: Tim Donnelly (TimboDon) via photopin cc

筆者は「会社で雇われて働くことがダメだ」とは言ってないんです。独立していたとしても、環境次第では「社畜」同様になるかもしれませんから。

なので、どんな状況であったとしても、心だけは(考え方だけは)「脱社畜」イズムを持っておいていいのではと思います。今置かれている状況を、何の疑問も持たずに、また何も変えようとしない。それでいて「しんどい」とか「何もできない」と嘆いているだけでは、自分自身が幸せになれないですよね。

それでも実践は難しいかも

色んな意味で、かっこ良く!
色んな意味で、かっこ良く!

頭では理解出来たとしても、実践しようと思うと難しいと思います。「会社にしがみつかなきゃ生きられへん!」とか「雇われるということが分からないから」とか言われると何も言うことがありません。

ただ、こういった考え方もあるんだということを知っておくだけで、何か追い込まれた状況になったとしても「逃げ道」になると思います。

私も、独立しているとはいえ、まだまだ縛られていることがあると思います。そこからどうやって自分自身をコントロールし、周りとの調整をうまくやって「脱社畜」をしていくかを考えていきたいと強く思っています。

内容としてはわかりやすかったです。また、「ドットインストール」というサイトの事を知ることができました。HTML&CSSの事を基礎から勉強していきたいと思った次第です。

ドットインストール – 3分動画でマスターする初心者向けプログラミング学習サイト

本日はここまでです。ありがとうございました。

この記事を書いた人

岡田 英司

神戸市にある湊川神社の西側で司法書士業務をおこなっております。

業務のこともそうですが、Apple製品、読書、習慣化その他雑多なことも書いていくことで「自分をさらけ出していって、少しでも親近感のある司法書士でありたい」と考えております。

お気軽に読んでいただければ嬉しいです。