「法教育」イベントに参加してきました。
【司法書士会】青年司法書士会主催「法教育」イベント。「ネットトラブル」についてプレゼンしてきた | ミナトノキズナ〜司法書士 岡田事務所
前回のイベントの模様です!
テーマは壮大!
先日、インターネットの講義をさせていただいた同朋学園さんから「川崎中1殺害事件」について、なぜこういうことが起こったのかについての講義をやってほしいとの依頼を受けました。
川崎中1殺害事件 – NAVER まとめ
そのことで、本日は座談会形式で参加してもらった生徒さんにも発言をしてもらいながら40分ほど話させていただきました。
私が感じたのは、インターネットのことよりも
「なぜ、大人達に助けを求めようとは、しなかったのだろうか」
ということです。
もし、あの時、助けてもらえるような大人が一人でも身の周りにいれば、あんなことは起きなかったかもしれません。
そういう「信頼関係を普段の生活の中で築いていくこと」をしていくのは、大事なことなんだと思います。「そういった人が一人でも自分の周りに見つけられるようにして欲しい」ということを伝えました。
「技術」をどう使うかは「心」次第
また、こういったことも問題になりました。
川崎中1殺害「コイツが犯人!」晒された女子に脅迫も・・・誤情報を拡散した人に違法性は | シェアしたくなる法律相談所
こういう事件が起こったりすると、すぐ掲示板などで「加害者特定祭り」が始まってしまいます。
実際、サイバー犯罪摘発などもよく聞くようになってますよね。特定する技術力はドンドン上がっているんです。
違法ダウンロード刑事罰化、文化庁が見解とQ&Aを公開 – ITmedia ニュース
それに伴い、今はこういう「特定する」技術が、私たちレベルでも手に入れる事が出来る現実があります。
結局は、その技術を使う「心(倫理観)」が伴っているか否かの違いなんだということだと思います。
「ネットの海」に溺れないように…
最後はケーキを食べながら、何人かとお話ししました。その時は「情報を選ぶ基準を持つためには、教養は必要」みたいな話になりました。
裸で深い海には潜れません。深く潜るためには、色々な装備をつける必要があると思います。その装備に当たるのが「教養」なんだと思います。それを身につけるのには、読書をしたり、歴史を振り返ったりすることで養われていくのではないでしょうか?
というわけで、こういう「座談会形式」のイベントもいいなぁと思います。遅い時間に開始したにもかかわらず、約20名強の生徒さんが参加してくれました。
なかなか大人には自分の本心は言えないだろうとは思いますが「自分の味方が一人でも多ければ救われることもある」ということを知っておくだけでも、かなり人生変わってくると思います。
本日はここまでです。ありがとうございました。