【読書】「BT’63(上)」池井戸 潤 著

本日は、読書時間で読み終わった本を紹介します。

ブクログレビュー

読書日数 8日

こういった物語もあるんだと思った。

主人公が精神の病から治ったのだが、父親の形見の運送業者の制服を着たところ、40年前の父親の記憶につながり、その時に起こった、ある一つのボンネット型トラックをめぐる様々な出来事を見ていくという物語。

主人公が、過去を変えられるのではないかということよりも「今の自分は本当の自分なのか?まだ、精神病が治っていないのか?自分とは何か?」ということに正面からぶつかっていっているのが、印象的だった。

今回は前半で、これから一つの新事業を始めようとする(しかも、きっかけが主人公が過去を見た時に思ったことが、40年前の父親に伝えられたという形で)のと、BT21号で行われた1人の従業員失踪事件について、警察が嗅ぎつけたところで終わっている。

現実の世界では、主人公の元妻が過労で倒れ、その理由が主人公の後に付き合った男の仕事の穴埋めのためだと分かる。

自分を見つめなおすためだとはいえ「もしかしたら過去が変えられるのではないか」とも思い出している主人公。今後はどんな展開になるのか?楽しみである。
『BT’63』のレビュー 池井戸潤 (prelude2777さん) – ブクログ

今回は「ファンタジー」?


こんな言い方でいいのかはわかりませんが、こんな作品もあるんだと思いました。

主人公の琢磨は、仕事で精神がやられてしまい、2年間闘病生活を送ります。その間に離婚もし、実家に帰ったところ、父親の形見の「制服」を見つけます。それをふざけて着たところ、気がついたら40年前の父親の意識の中に入れるということが分かります。

父親は、相馬運送という会社で総務部長をしていて、傾きかけた会社をどうしようかと思案していたところ、琢磨が「宅配やったら」という意識を送ることで、宅配の新事業を思いつき、その実現に向けて事業計画書を作っていきます。

現実に戻ってきて、琢磨が40年前の事を調べていくと、実際に新事業として宅配事業がされていた事実が分かるのですが、それでも倒産したという事が分かります。

また、相馬運送にあったトラック「BT21号」では、不正にトラックを運転されていた事実も分かり、これが1人の従業員失踪事件と絡んでいるのではないかという事も分かっていきます。

それを、現在の主人公がどう解決していくのか?過去のことを見つめていく事で「本当の自分を取り戻せるのか」そんなストーリーが展開されていきます。

いろいろあるんだ!


今まで読んできた池井戸作品は、どちらかというと「実務チック」といいますか「現代ビジネス小説」(という言葉があるかどうか分かりませんが)ばかりだったので、こういったファンダジーみたいな作品もあるの意外でした。

今回の主人公は、精神病から立ち直ったが、過去のことが見えてしまう事に「本当の自分なのか?」と真正面から向き合おうとしています。こういう書き方は、いつも通りだなぁと感じます。

今後、どんな展開を見せるのか楽しみです。

読書ペースとしては、まぁまぁだったと思っています。もう少し読む量を増やしたいですが。1ヶ月4冊ペースで回したいと思っています。

本日はここまでです。ありがとうございました。

プロフィール

岡田 英司
岡田 英司
神戸市にある湊川神社の西側で司法書士業務をおこなっております。

業務のこともそうですが、Apple製品、読書、習慣化その他雑多なことも書いていくことで「自分をさらけ出していって、少しでも親近感のある司法書士でありたい」と考えております。

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