【司法書士会】第30回中央研修会「業務過誤と賠償責任」が滞りなく開催されました。

ようやく本番でした。
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始まるまでは不安いっぱい

約半年間の準備期間を経て、ようやく昨日本番を迎えました。

今回の研修の企画趣旨としては、

従来から、司法書士に対する専門家としての責任が追及される場面が見受けられていたが、近年はインターネット等での情報収集が容易になったこともあって、司法書士の業務姿勢等に対する懲戒申立や業務懈怠等に対する損害賠償請求が従来より顕在化するようになった。

そもそも司法書士には、登記申請代理や裁判所提出書類作成、さらには簡易裁判所訴訟代理等関係業務において、それぞれ異なった形での注意義務が要求されるが、近年は成年後見分野や財産管理の分野においても司法書士に対する期待が増し、これに伴い「注意義務」と言われるものも多様化してきている。

さらに近年では、注意義務違反等による損害賠償請求額が高額化しており、裁判所の判断においても高額の賠償額が認容されるなど、司法書士の注意義務については従来より厳しいものとなってきている。(日本司法書士会連合会 中央研修所「第30回中央研修会 企画書」より抜粋)

ということで、今回の研修としては「業務過誤とは何か」ということ「業務過誤にならないための実務」そして「司法書士としての専門家責任をどう考えてるのか」といった内容で構成されました。

当日の朝は、晴れ間も広がって、若干暖かくも感じ取れました。
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研修開始の3時間前に集合し、当日の流れを確認していきます。
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会場の準備も整ってきました。
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本日この会場で受講される先生方の名札の準備をします。若干名の名札がなかったことにもいち早く気づきまして、素早く対応できました。
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今回は、ここだけではなく、インターネット上でストリーミングによる同時配信を全国15箇所で行いました。開始前に少しトラブルがありましたが、ことなきを経て準備が整いました。
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あっという間に満席となっています!
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副会長の挨拶とともに、研修会が始まりました。
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やっばり「誠実に業務すること」

全国からも質問が寄せられました!
全国からも質問が寄せられました!

今回は「研修所所員」として、裏方での参加であったので、そんなにしっかりと研修の内容には触れられなかったのですが、最後の「パネルディスカッション」で、終盤の数分間で、この研修の成果(というか「研修を通じて、一番伝えたいこと」)が語られました。
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訴えられる本当の理由は「業務過誤」ということではなく、以前に「依頼者との信頼関係の構築の失敗」なのである。とにかく誠実に依頼者に寄り添い、自分たちもより自己研鑽を図りながらやっていく必要がある。

また、

刻々と変わる環境の中で、司法書士がとかく責任が重くなっているのは「司法書士に対する期待の裏返し」なのであって、そこにきちんと向き合うことの重要性を考えること

とも言われました!

懇親会も参加させていただいたのですが、結構盛り上がりましたし、「この研修は、私たちに勇気をくれる研修会だった」とも言っていただけました。「何回か定期的にこういう研修をした方がいい」とも言っていただいたし、私自身も兵庫県の研修会で、改めて実施してもらいたいと思いました。
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まとめ

まっさらな心で...
まっさらな心で…

自分が約1年前にこの専門書レビューをしていたのが、まさか、この研修担当をすることになろうとは思っていませんでした。
【司法書士業務】「司法書士の専門家責任」について〜プロローグ〜 | ミナトノキズナ〜司法書士 岡田事務所
ここから始まりました!

また、何らかの形で関わっていきたいと思います。本日はここまでです。ありがとうございました。

この記事を書いた人

岡田 英司

神戸市にある湊川神社の西側で司法書士業務をおこなっております。

業務のこともそうですが、Apple製品、読書、習慣化その他雑多なことも書いていくことで「自分をさらけ出していって、少しでも親近感のある司法書士でありたい」と考えております。

お気軽に読んでいただければ嬉しいです。