【司法書士業務】ソーシャルゲームの未成年課金についての備忘録①

初めての経験でしたが無事に終わりました。

解決出来て良かった

グッジョブ!だったと思います。
グッジョブ!だったと思います。

この問題について、やり始める時に「結構難しいですよ」と周りから言われていたのですが、その人達の助けを借りながら一歩ずつ歩んでいって、半年ほどかかりましたが、何とか解決するに至りました。本当に良かったと思います。で、今回の事を備忘録的に紹介してみようと思います。

どういった契約になっているのか

本当にややこしいんです。
本当にややこしいんです。

この「ソーシャルゲームの利用契約」について、どういった風に契約されてお金の流れが出来ているのかが、ちょっと普通のクレジット契約とは違う感じになっています。

普通のクレジット契約だと「カード利用者」「販売店」「カード会社」の三者しか出てきません。

お金の流れ方としては

  1. 利用者がカードで商品購入
  2. カード会社が販売店に立替払い
  3. 立替えてもらったお金を支払い日にカード会社に支払う

というふうになっています。

ところが「ソーシャルゲームでの課金」ではココに「Apple(もしくはGoogle Play)」というプラットフォームが入ることによって相当ややこしくなってしまいます。

  1. Apple(もしくはGooglePlay)とのアカウント契約(この時にクレジットカード情報を登録)
  2. ゲームアプリをダウンロード
  3. アプリ上でデベロッパー(ゲーム開発者)との利用契約
  4. アプリ内課金をApple(もしくはGooglePlay)上で登録
  5. カード会社がApple(GooglePlay)に立替払い
  6. 立替えてもらったお金を支払い日にカード会社に支払う

といった流れになっています。

個人情報がとれない

そんな簡単には....
そんな簡単には….

以前のエントリーでも紹介したのですがデベロッパー側は、AppleID(もしくはGoogleアカウント)の個人情報(名前や年齢等)といった情報は一切とれないことになっているため、仮に「クレジット利用明細書」だけで証明しようとしても、それだけではほぼ応じてはくれないのと思われます。デベロッパー側としても「ユーザーの行為(というよりログ)を信用するしかない」のです。

次回はこれを踏まえて、どういう考え方で交渉していったかを紹介してみようと思います。

本日はここまでです。ありがとうございました。

この記事を書いた人

岡田 英司

神戸市にある湊川神社の西側で司法書士業務をおこなっております。

業務のこともそうですが、Apple製品、読書、習慣化その他雑多なことも書いていくことで「自分をさらけ出していって、少しでも親近感のある司法書士でありたい」と考えております。

お気軽に読んでいただければ嬉しいです。