【司法書士会】今年度は「配属研修先」として初めて研修生を引き受ける

今年は、初の試みです。自分のステップアップにつながればいいなということで、引き受けました。

研修のチューターとしては貢献できないけれど…

頑張ります!!
頑張ります!!

平成26年度の司法書士試験合格者に対する研修は、12月初旬から本格的にスタートしています。

どんな団体なの?|近畿司法書士会連合会
研修は毎年ここが主催しています。

1月には中央新人研修、2月からは特別研修が執り行われ、3月中旬には兵庫県司法書士会での新人研修が準備されています。

【司法書士会】中央新人研修の講師を引き受けました | ミナトノキズナ〜司法書士 岡田事務所
昨年の「中央新人研修」のレポです

今年度は、チューターとしては貢献することはできませんが、代わりに「配属研修先」として、新人さんを受け入れることが決まりました。それで、事前の打ち合わせとして「配属研修指導員連絡会議」というものに参加してきました。

配属研修とは、

配属研修は、司法書士の事務所に配属され、実際に司法書士が真摯に業務に取り組む姿勢を知ってもらい、指導員との対話により知識を吸収・消化し、具体的に理解してもらう研修です。(神奈川県司法書士会より引用)

というものです。

司法書士というものは、基本的に「一人で判断して業務を進めていく」ことが原則的に多くなっています。また、扱う金額も大きいために、未経験者が合格してすぐに仕事ができるほど甘くないのも現状だと思います。

なので、司法書士として登録する前には、必ず司法書士新人研修を受講することが欠かせないのです。ですが、その研修を受けてるとは言っても「実務の世界に直結していくとは、なかなか無い」と思うので、配属研修では研修で習得した知識を確認しながら「実務的基本スキルと正しい職業倫理観を身につけてもらうこと」を目的にしています。

どういった研修をしようかなぁと考える

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参加させてもらった「配属研修指導員連絡会議」で、先輩の先生方にいろいろ参考になる意見や提案・ご注意ををいただきました。

  • 基本的には業務に同行させること(但し、依頼者さんには、直前に同行の許可をもらう)
  • ノートを渡して、研修の振り返りをさせること(質問がないのは、勉強してないのと同じ)
  • 業務用のひな形を持ち帰らせないこと(守秘義務の観点から)
  • 正しい職業倫理観をキチンと伝えること

それを踏まえて、私としては、

業務に対する考え方をメインで伝えることを重点におく。

ということをメインで考えています。

どんな依頼が来るのかというのは、正直言うとわからないというのが現状です。それに「自分の責任で事件として受けて」初めてものになるものだと思います。なので、そこよりも「業務に対する心構えや依頼者に対する態度というものを大切にして欲しい」ということを、きちんと伝えたいと考えています。

あとは「タスク管理」とか「司法書士ガジェット関連」(「親指シフト」もイッときますか!)といったマニアックで面白く、ためになるような配属研修になればいいなぁと思っています。初めての経験ですが、これが私自身のステップアップにつながればいいと思います。

というわけで本日はここまでにしておきます。ありがとうございました。

この記事を書いた人

岡田 英司

神戸市にある湊川神社の西側で司法書士業務をおこなっております。

業務のこともそうですが、Apple製品、読書、習慣化その他雑多なことも書いていくことで「自分をさらけ出していって、少しでも親近感のある司法書士でありたい」と考えております。

お気軽に読んでいただければ嬉しいです。