【つれづれ】「社会に殺される現実があるということ」を知るべき

今日のお昼に再放送されていた「相棒season9 第8話<ボーダーライン>」を見て思ったことを書いてみます。

テレビ朝日|相棒season9
日曜日のお昼に関西圏では再放送中!

あらすじ

「相棒season9」第8話「ボーダーライン」(12月15日放送)ネタバレ批評(レビュー): ミステリ通信 創刊号

生活保護の大切さ

今回のストーリーで「生活保護の申請をさせることすら拒む」水際作戦が展開されておりました。

私は未だ生活保護の申請の付き添いというものを行ったことがないのですが、専門家を一緒に連れて行くだけで役所の対応がかなり変わるとききます。

ですが、日本人のプライドといいますか、控え目にすることが美徳とされている中では「助けてくれ」とはっきりいうことができなくなっているのも事実だと思います。

行き場のなくなった主人公は、自分の生活のために違法の古物商免許を取らされたり、携帯の名義貸しなどの犯罪に手を染め、挙げ句の果てには試食コーナーを巡る毎日を過ごして、最終的に追い込まれて自殺するといったストーリーになっておりました。

最後にいった杉下警部のセリフ

「どちらかが本気で手を差し伸べていたのなら、こんな事にはならなかったのでしょうかねぇ」

これがものすごく胸に刺さりました。

最近生活保護関連のニュースで、あまりいい話を聞く事がないです。

生活保護費引き下げ、全国的な集団審査請求・訴訟を起こす理由とは

生活保護の不正受給問題と改善策

ですが、保護を受けなければどうにもならないと思うのであれば、まずは専門家のところに早く行くべきだと思います。そうすることで、関連した情報なんかも手に入り安いし、人との絆ができる事で救われることもあると私は思うからです。

また、我々司法書士をはじめとする専門家も、そういった方々に対して本気で手を差し伸べなければいけないと思います。出来るだけの情報開示と相談活動を続けて行くことで、未来への絆をつなげていかなくてはならないのだと思います。

私自身も含めて、襟をただしていかなくてはならないと思いました。

こういう話も混ぜてくるんで「相棒」好きですね。面白い!!

本日はここまでです。ありがとうございました。

この記事を書いた人

岡田 英司

神戸市にある湊川神社の西側で司法書士業務をおこなっております。

業務のこともそうですが、Apple製品、読書、習慣化その他雑多なことも書いていくことで「自分をさらけ出していって、少しでも親近感のある司法書士でありたい」と考えております。

お気軽に読んでいただければ嬉しいです。