【読書】「ゼロ」堀江 貴文 著

本日は、朝の読書時間で読み終わった本を紹介します。

ブクログレビュー

読書時間 2時間10分(読書日数 6日)

堀江氏の最新刊
幼少期の事や、証券取引法違反の罪で服役していた時の様子や思っていたことを含め「自分の心の有り様に深く踏み込んだ」内容になっている。

相変わらず、「失敗したらゼロに戻るだけ」「考えるとは物事をシンプルにすることである」など、考え方全体にブレがないのは、これまでの著書と同じなのだが、「心がこもったなぁ」と感じた。そして、そういった部分が欠けていたことについて自ら認めているような記述もあった。かなり共感がもてた。

自分もやっぱり「思考が止まっているオヤジ」だった。その方が身の振り方が楽だったからである。
それに、自分は自己肯定感→つまりは自信というものがほとんど持てない。どうしても「出来ない理由から考える」クセが染み付いてしまっている。

だが、これからでも遅くはない。
本書は「ゼロに小さなイチを足す」ということの重要性について書かれており、これはまさしく「小さな成功体験を積み重ねていくことの大切さ」が書かれていた。どんなスピードでもいいから「今やれることの全てをやること」「考えることを放棄しないこと」を一つでも実行していこうと思った。
(『ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していく』のレビュー 堀江貴文 (prelude2777さん) – ブクログ)

見方が変わった

この本を読み終わった時「ようやく心が入ったなぁ」と感じました。

以前から筆者の書籍を何冊か読んだのですが、言っていることは正しいんだけど、何か心が入っていないから、どこかしら違和感を感じていて、好きになれませんでした。

今回の著書で、幼少期の苦い思い出や、今の考え方の核となった大学時代にやったことなど、今まで語られてこなかった事が書かれています。そういうところをオープンにするとで「だから、そういう考え方になったんや。なるほどなぁ」と納得が出来る点がたくさん増えました。

「嫌いな作家でも、たまには読むことも読書である」と思って読んでいたのですが、この本でどうも「嫌いじゃないかも」に変わりそうです。

小さなイチを足していく

©susi-paku by PAKUTASO/ぱくたそ
コツコツ積み重ねていくこと©susi-paku by PAKUTASO/ぱくたそ

私もそうなのですが、「どうやったら成功できるのか」とか「お金を稼ぐにはどうしたら」というのをすぐに考えてしまいます。つまりは楽して稼げる方法、いわゆる「かけ算」をすぐに考えてしまいがちです。但し、今の自分(楽して稼げる方法ばかりを考える)は「ゼロ」なのだから、そこに掛け合わせても「ゼロ」にしかならない。だったらまず「小さなイチを足す」ことから始めてみようというのが筆者の主張です。

その為に、まずやることは「自信を持つこと」です。

自信というのは「自分を信用することである」と筆者はいいます。まず、自分を信じることから始めてみようと筆者はいいます。

お金は「もらう」のではなく「稼ぐ」

待っているだけではだめだということですね
待っているだけではだめだということですね
©susi-paku by PAKUTASO/ぱくたそ

今の自分の環境に不満ばかり言う人は、自分の「時間」を提供した対価に「お金をもらう」のが働くことだと思っているからだといいます。

不満があるならやめればいいし、やめて「自由に稼ぐ」ことを考えればいいのだと。つまり自分に「時間以外の何かを提供できないのか」を考えることが大事であるんだと主張します。

また、お金よりも大事なものは「信用である」とのことです。自分に信用があれば、自分に自然とお金も集まってくるんだと。

だからこそ「自分を信用する(自信を持つ)」が大事なんです。できっこないという壁を取っ払い、出来ない理由を考えずに、出来る理由を考え続ける。考えることをやめてしまえば、そこで終わりなんだと力説します。

所感

私は、どうしても「自信が持てない」というのがネックになっているんです。「失敗したらどうしよう」「迷惑をかけたら」と言う感情が直ぐに出てしまうのです。だから、私は司法書士として独立してはおりますが、まだまだ形だけだなぁと感じているんだと思いました。

ですが、昨日の投稿にもあるように「小さなイチを足すこと」つまり習慣化という行動が、あながち間違いではなかったということが分かったので、自分を変えるためにも継続していきたいと強く思いました。

あとは「自分を信用するために」どうしたらいいかを考えていく必要があるようです。

この本をきっかけに、少し筆者の本を拡げて読んでみようかと思いました。

本日はここまでです。ありがとうございました。

この記事を書いた人

岡田 英司

神戸市にある湊川神社の西側で司法書士業務をおこなっております。

業務のこともそうですが、Apple製品、読書、習慣化その他雑多なことも書いていくことで「自分をさらけ出していって、少しでも親近感のある司法書士でありたい」と考えております。

お気軽に読んでいただければ嬉しいです。