【司法書士業務】「司法書士の専門家責任」について〜プロローグ〜

新年一冊目の専門書として、この本を購入しました。

司法書士が果たすべき役割とは何か

この本は、私たち司法書士の専門誌である「月報司法書士」にされた「講座 司法書士の専門家責任」をもとに書かれた書籍です。常日頃から考えている「司法書士の職業倫理」を深める為に、速攻でかいました。

私たち司法書士に求められているものは一体なんなのかについて、この本の著書である加藤新太郎先生は、

「司法書士は、その執務のいずれにおいても、法律専門職として求められる注意義務を過不足なく尽くすとともに、倫理にかなうパフォーマンスを示す事が求められているのである。」(司法書士の専門家責任p1)

と言われています。

また、

「司法書士のある執務が、民事法上の義務違反もなく、司法書士倫理にも違反しているとはいえなくても、依頼者の失望をもたらし、第三者や世間の顰蹙(ひんしゅく)・反感を買う事があるが、これを回避するためには、義務論や責務論に限定されない、司法書士にゆとりある自立的な姿勢が求められる。」(司法書士の専門家責任p2〜一部加筆〜)

とも言われます。

つまり、司法書士は「法律技術だけではなく、職業倫理観や一社会人として依頼者とどう向き合うか。それで向き合った結果、自立した資格者として社会に貢献できるか」という事を考えていかなくてはならないと思うわけです。

壮大な企画を思いついた

ノート
ちょっと冒険しますけれども

というわけで、ここで一つの企画を思いついたのでやってみようかと思います。

「一つのセクションを読んで、アウトプットしていこう」というものです。私自身のアウトプットにも役立つのはもちろんなのですが。この本のレビューを通じて「司法書士とはどういう仕事をしているのか。どういう思いを背負って業務に取り組んでいるのか」を皆様に発信していこうかと考えています。

不定期になるかもしれませんが、宜しくお願い致します。

本日はここまでにしておきます。有難うございました。

この記事を書いた人

岡田 英司

神戸市にある湊川神社の西側で司法書士業務をおこなっております。

業務のこともそうですが、Apple製品、読書、習慣化その他雑多なことも書いていくことで「自分をさらけ出していって、少しでも親近感のある司法書士でありたい」と考えております。

お気軽に読んでいただければ嬉しいです。