何度も書かせてもらっているテーマではありますが、思うところがあって書こうと思います。
「会員研修」を運営する立場に立つと…
司法書士というのは「法令と実務に精通する(司法書士法第2条)」ために、
司法書士は、自ら研鑚するとともに、司法書士会等が実施する研修に参加し、資質の向上に努めなければならない。(司法書士倫理第49条)
という風に取り決められています。
年間に最低でも12時間は司法書士会が主催する研修を受ける努力が求められますが、達成していないと「相談員」や「特別研修チューター」にはなることができなくなってしまいます。
私も、できるだけ時間を作って受講しております。
時には県外に行って受けたりもしています。司法書士は研修が多いと思うわけです。
【司法書士会】本日は九州ブロック研修会にきております(1日目) | ミナトノキズナ〜司法書士 岡田事務所
それだけ研修があるということは「それを準備する人達もたくさんいる」ということになります。
当然ながら、研修を段取りするのは「司法書士」なわけです。先日の東京での会議には10数名の司法書士の先生方が全国各地から集まって、私達会員のためになる研修の企画立案、運営をしていただいているわけです。そんな中にこの度お手伝いさせていただくことになりましたので、自分のできる限りのことをやりたいと思います。
なんのための研修か?
企画する側にまわると考えなくてはならないのは
「司法書士は、何故研修を受ける努力義務があるのか?」
ということです。
単純に「執務レベルを上げて、依頼者に寄り添う必要がある」みたいなことだけではないと思います。
「司法書士は依頼者にとってどうあるべきなのか」とか「国民に取ってお役立ちである資格者になるには」といったような視点も必要でもあります。
そのためにも「単なる企画者の自己満足だけで作られるものであってはならない」と思います。
また「司法書士にとって役立つ情報」とは何かということも考えていく必要もあるのかなぁとも考えます。やっぱり「実務に直結し、不明点などが解明できるような」ものも必要だと思います。
あとは「受講生の方々のネットワーク作りの助けになるような」ものを考える必要もあると思います。
私なりに新人研修に携わってきた経験が生かされるといいなと思います。
本日はここまでです。ありがとうございました。