【イベント】高齢者向けセミナーの3回目です。

本日は、先週告知させてもらったイベントに参加してきました。

【イベント】好評につき「終活セミナー」の3回目が4月20日(日)に開催されます | ミナトノキズナ〜司法書士 岡田事務所

好評になってきているイベント

「ほんしん高齢者くらしの相談室(旧「はんしん高齢者サポートの会」)が主催するこのセミナーも3回目となりました。今回は毎日新聞の阪神版と神戸版にもイベント告知がありました。

その効果もあってか、大入り満員です。

会場はこちらでした。西宮北口駅から徒歩2分ぐらいのところです。

公民館|楽しむ・学ぶ|西宮市ホームページ

ちなみに本日は西宮市長選挙投票日でもありました。

「老前対策」のすすめ

第一部は、法律専門家が色々な現場から見た「老前対策」についてでした。

「老前対策」とは

「安心で自分らしい老後」を送るために「元気な今のうちから」様々な諸問題に関する情報入手して「自分で選択して準備をすること」

なのだそうです。今の超高齢者社会で生きていく上では、我々世代も含めて考えていかなくてはならない問題になると思います。

なぜ今日から始める必要があるのか。それは「子供(残された世代)に迷惑をかけたくない」といいながらも、「いつから始めたらいいのか分からない」とも言えます。だからこそ専門家の力を借りながらでも「今日から」進めていく必要性があると説いています。

法律専門家からのオススメとしては「遺言」と「成年後見」のお話でした。

「成年後見制度」について知っておられるセミナー受講者は半数ぐらいおられました。これはやはり高齢者の方々もそういうことに意識があるんだなぁと思いました。

任意後見は「医療保険」遺言は「生命保険」と同じだという例えをされていました。こういう意識付けを持つことで「安心な老後を迎えられる」と思います。

「生前整理」の大切さ

第二部は、遺品整理事業を立ち上げられている株式会社リリーフ様から「生前整理」のお話をうかがいました。

おかたづけ【遺品整理サービス】のプロ 株式会社リリーフ【関東・東海・近畿】

まずはテレビ取材の動画で「遺品整理の現場」を紹介されてました。

大量の遺品を残して突然亡くなった場合、その遺族だけでは整理しきれません。そのお手伝いをすることが「遺品整理事業」になります。昨今では「孤独死」だったために遺品の引き取り手がないとか「遺族が高齢者ばかり」なので、そういう片付けができないことも予想されるので、こういったサービスを利用される方が増えているとのことです。

こちらの会社は「遺品の整理」だけではなく「心の整理のお手伝いもする」ことも大切であると仰っていました。

なぜ生前に「片付ける」必要があるのかというと、物がたくさんあるがために「つまづいて怪我をする確率が増える」からだとのことです。

また、ものが溢れ過ぎて足の踏み場もない、いわゆる「ゴミ屋敷」になってしまった場合、外とのコンタクトが取れなくなることから、いざ自分に何かあったとしても、助け出すことが出来なくなるという問題が出てきます。そのためにも「普段から片付けておく必要性がある」ということなんです。

片付けのヒントとして「自分の利き脳を知り、それにあった手法をとる」といいそうです。

私の場合は「右脳タイプ」なので、「取扱説明書」はファイルで一箇所に固めておくのがいいそうです。実際、私の家では「取扱説明書」は一箇所に固めて置いてあります。

また、片付けは「人生の振り返り」といっしょなので「ライフイベント」として定期的にやるようにすると良いそうです。

その時に「時期」と「目的」と「誰がするのか」を明確に決めてやるとスムーズに事が運ぶとのことでした。

普段からの片付けのコツとしては

  • 「すぐにみつかるか」
  • 「安全か」
  • 「自分でできるか」

ということを頭において整理しておく癖をつけるといいそうです。

最後に、幾つか質問もでておりました。「遺言書の作成を頼むといくらになるの?」と言った具体的な質問も出ていたので、セミナーとして幾つか持って返っていただいたと思います。

というわけで、今回も大成功だったと思います。こういうことは発信し続けていくことに意味があると思います。次のセミナーも期待したいですね。

本日はここまでです。有難うございました。

この記事を書いた人

岡田 英司

神戸市にある湊川神社の西側で司法書士業務をおこなっております。

業務のこともそうですが、Apple製品、読書、習慣化その他雑多なことも書いていくことで「自分をさらけ出していって、少しでも親近感のある司法書士でありたい」と考えております。

お気軽に読んでいただければ嬉しいです。