【司法書士会】「ネットトラブル」セミナーのリハーサルで見えてきた狙い

青年会の法教育委員会でのリハーサルでした。

「あえて」向き合うということを伝えてみる

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今回、児童養護施設にて行うセミナーのテーマは「ネットトラブルに関して」です。昨今、未成年者による様々なインターネットでのトラブルが増加していると思います。

未成年の携帯電話・スマートフォン使用実態調査|プレスリリース|デジタルアーツについて|デジタルアーツ株式会社

こういったことを受けて、親御さんとしては「絶対やめさせないと」とか「なんとかならないの」というふうに言われることが多いのです。

が、私はあえてこういいたいのです。

  • ネットというものは、自由なものである。その分自己責任が伴う。だからこそ正しい知識をつける努力が必要で、それでいて豊な想像力がないといけない。
  • 「携帯電話」「インターネット」が悪いのではない。それを使う「ヒトのこころ」が悪いのである。
  • 「SNSではヴァーチャルなコミュニケーションしかない」とはいうが、実はそれだけではない。「ネットからリアル」になることで、新たな刺激的な出会いがある。

「ダメよ。ダメダメ」というのは簡単です。ですが、こうやって現代社会に根付いてしまっている「インターネット文化」というものを完全に自分たちの前から排除することなんかは不可能です。だとしたら、大人も含めて向き合う必要があるということを伝えたいと思っています。

改善点もみえてきた

本当に大きかった!
本当に大きかった!

昨日の委員会で、実際にみてもらったところ、何点か改善点があるということで、いいアイデアをいただきました。

「もうちょっと具体的な例示が必要だ」ということでした。そういった部分もふまえて改善していきたいと思います。

あと「大人の方々にも聞いてもらいたい」というのも実は狙っています。

というのは、こういった「ネットリテラシー」は興味がない人にとっては、全然頭に入らないので、どうしても遠ざけてしまうものです。ですが「自分のご子息が何をしているのかが把握できない」というのは、親御さんとしてはあってはならないと私は考えます。目に見えるものだったら守れることですが、ネットの世界は基本的に見えないものです。だとしたら見守る側としても知る必要があると思います。

今回のセミナーが、施設内で働いておられる方々の一助になれればなぁと思います。

本日はここまでにしておきます。ありがとうございました。

この記事を書いた人

岡田 英司

神戸市にある湊川神社の西側で司法書士業務をおこなっております。

業務のこともそうですが、Apple製品、読書、習慣化その他雑多なことも書いていくことで「自分をさらけ出していって、少しでも親近感のある司法書士でありたい」と考えております。

お気軽に読んでいただければ嬉しいです。