中学生の前で「職業講話」をする機会を得たので、考えてみました。
何を伝えるのか?
最近、特に「司法書士」という職業のことを誰かに伝えていきたいという気持ちがどんどん強くなってきていて、そういう活動には時間の許す限り、携わっていきたいと考えています。
一昨年から参加させてもらっている中学校のPTA活動なんですが、娘が卒業してからもOB(と言っていいのかわかりませんが)として継続参加をしています。その一環として「職業講話」をするのを聞きましたので、手を挙げてみました。
高校1年生対象の「職業講話」は経験済みだったので「まぁ、いけるでしょ!」と軽いノリでした。
【司法書士会】職業講話の本番でした | ミナトノキズナ〜司法書士 岡田事務所
参加レポです!
ですが、対象学年が「中学1年生」だということで、動揺しました。というのも、つい半年前まで小学生だった生徒さん達です。
そんな子ども達に「法律論」のことを真正面から話したところで、「ねむたぁー」というだけで、何も持って帰ってもらえないですよね。
どうしようかと考えた時に、こんなエントリーを発見しました。
学年に応じた法教育: 司法書士脇坂幸司のブログ
この先生のエントリーがヒントになって、一つの「ワーク」を考えてみました。
「遊び」の中から感じ取ってもらう!
例えば、グループで何か一つの遊びをするとなった時に、必要なのは「ルール」ですよね。これがないと楽しいゲームも楽しくできません。ですが、その遊びのルールを全員が知っているというわけではないのではないでしょうか?
もし「知らない」のであれば、「知る」ということをしなければなりません。そうしなければ、参加者が楽しくゲームできないわけです。
また「新しいルール」や「ローカルルール」を導入しようとした場合、どうやって決めるのがいいと思いますか。内容を理解した上で参加者の「多数決」をとって決めていくのがいいのではないでしょうか?
まとめ
日本は言わずとしれた「法治国家」です。
法治国家(ほうちこっか、独: Rechtsstaat、仏: État de droit)とは、その基本的性格が変更不可能である恒久的な法体系によって、その権力を拘束されている国家。近代ドイツ法学に由来する概念であり、国家におけるすべての決定や判断は、国家が定めた法律に基づいて行うとされる。(法治国家 – Wikipedia)
と解説されていますが、
ということはなんとなく理解できると思います。
よく「法律は弱い者の味方だ」という言葉をよく耳にすると思います。
ですが、実のところは、
とも考えられます。
確かに、ゲームの場合だと「ルールをがわからない」のであれば「ルールがわかるまではそのゲームをしない」という選択をすることはできますが、法律は「知らなかったので見逃して」というわけにはいきません。
そういったことを中心に、伝えてみようと考えています。
本番は来月です。その時の生徒さんの反応を、またエントリーしてみようと思います。
本日はここまでです。ありがとうございました。