メールで先日、消費者委員会からある依頼がありました。
みんなのためになるのなら…
初めて経験させてもらった「未成年取消によるゲーム課金取り戻し事案」。本当に手探りだったのですが、何事も経験だということで事件を受任しました。
ただ、初めのとっかかりとしては「消費者契約法」などの兼ね合いがあり(クレジット業者が絡んでいることから)若干の不安があったので「消費者委員会」(兵庫県会が主催している研究部会)の委員長に相談をしながら進めていきました。そのおかげもあって、なんとか解決に導くことが出来ました。
その報告も後日したのですが、そんな委員長から
「ちょっと偉い先生との意見交換会があるので、そこで報告してもらえませんか?」
との依頼を受けました。
もちろん引き受けました。というのも、
- 専門家の人たちに「役立てられるように」報告することで、自分のスキルアップのための貴重なアウトプットにすることができる
- 情報はシェア(共有)して初めて意味があるものだということを認識した上で「皆のために何かできること」の一つとして自分が貢献したい
からです。
このブログでも4回に渡って書き留めています。
1回目は、ソーシャルゲームによる課金(利用契約)は、普通のクレジットカードによる決済とは違うということを書きました。
【司法書士業務】ソーシャルゲームの未成年課金についての備忘録① | ミナトノキズナ〜司法書士 岡田事務所
2回目は「未成年者がやったことを証明するか」が、私達代理人のできることの一つであることであると思い、そのことについて書きました。
【司法書士業務】ソーシャルゲームの未成年課金についての交渉手順備忘録② | ミナトノキズナ〜司法書士 岡田事務所
3回目は「この問題に対してのゲーム会社(デベロッパー)側の意見」についてふれました。
【司法書士業務】ソーシャルゲームの未成年課金についての交渉手順備忘録③ | ミナトノキズナ〜司法書士 岡田事務所
そして最後は「解決に至った理由と、その後の流れなどについて」書きました。
【司法書士業務】ソーシャルゲームの未成年課金についての交渉手順備忘録④ | ミナトノキズナ〜司法書士 岡田事務所
これらを簡潔にまとめて報告をしてみたいと考えています。ただ、私が経験した事案は、もしかすると特殊なケースかもしれません。報告するだけではなく、他の事案も伺って自分の糧にしたいと思います。
というわけで、本日はここまでです。ありがとうございました。