また、この季節がやって参りました。
簡裁代理認定考査と「司法書士倫理」
「平成26年度簡裁訴訟代理等能力認定考査」(簡裁代理認定考査)が迫ってまいりました。それに先立ち昨年同様、この「司法書士倫理研修」の講師を引き受けることにしました。
【司法書士業務】職業倫理について考える | ミナトノキズナ〜司法書士 岡田事務所
この「簡裁代理認定考査」は、特別研修を受けた司法書士(もしくは司法書士試験に合格した新人など)に受験資格が与えられ、この試験に合格すると「簡裁代理訴訟認定司法書士」になることができます。そうなれば、簡易裁判所においては弁護士同様、依頼者に代理して裁判手続を行うことができるのです。
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裁判手続については、年々依頼者が司法書士に対して「高い期待感を持たれている」ことは薄々肌で感じるところでありますが、まだまだ浸透はしていないと思います。(どうしても「借金整理」のイメージしかもたれていません)そんななかで、司法書士による事故が増えてきてもいます。
この「司法書士の引き起こす事故」というのは、
「(事件を受ける)司法書士が、この資格の職業倫理を理解していない」ことによって「自分の都合だけで判断し、依頼者を置き去りにしてしまっている」
ことによって、引き起こされているのではと考えます。
そういうことも考えていかなければならないので、この認定考査には「司法書士倫理」を問う問題が必ず出題されるというわけです。
私は、一人事務所(いわゆる従業員さんがいない事務所)として6年ほど業務をやってまいりました。そのなかで「職業倫理に抵触しないのか」とか「仮に抵触しなかったとしても(法律上問題なかったとしても)、依頼者様の立場から業務に向き合っているのかどうか」という判断をその場その場で行っていかなくてはなりません。そのためには「司法書士法」「司法書士倫理」をしっかりと勉強を続けていかなくてはならないと考えています。
今年も引き受けました!!
そういう意味で、兵庫県青年司法書士会主催の「認定考査直前講座」の倫理の講師は、いまやライフワークとなりつつあります。今年度は5月中旬に行われます。
本日からレジュメの調整にはいりました。この本を読みながら訂正箇所などの検討を考えていきます。
コレが終われば、次はスライド作成です!昨年はレジュメにあまりリンクさせられなかったので、受講生が戸惑われていたような気がします。今年は、この辺りを改められたらいいなと思っています。
長い道のりですが、頑張りたいと思います。本日はこの辺りで。有難うございました。