ここ数日、こういった記事をたくさん見受けられるので、「相談無料」のことについて、ちょっと考察しておこうと思いました。
山野靖博の『ちょっとく』: プロに無償で仕事を依頼云々みたいなことについて考えてみた、という話
演奏に代金は払いたくないのか|ソプラノ川上真澄の音楽とバラがいっぱい、時々子育てブログへようこそ!
何をやったら「報酬」が発生するのか?
司法書士という仕事は、まだまだ皆様には十分に理解がなされていない職種ではあると思います。
例えば皆さんが司法書士を必要とするような、困った事があった場合、まずは司法書士事務所に電話をかけるのですが、
「どこからが料金が発生するんだろう?」
と、必ず考えると思うのです。
【司法書士業務】「司法書士の専門家責任」について③〜司法書士の基礎としての相談〜 | ミナトノキズナ〜司法書士 岡田事務所
以前ご紹介した「相談業務」に関する専門書レビューです。
ただ、↑こちらでも紹介しておりますが、一口に言っても相談業務は多岐にわたるため、「何をやったら報酬が発生するのか」という線引きが、すごく難しいのです。
これは、司法書士事務所によってマチマチだと思いますので、報酬のことについて少しでも疑問を感じたら、その場で聞くようにしましょう。
形のないモノにはお金を払えない…
もし、皆様が司法書士に仕事を依頼した場合、お金を払って何を得るのでしょうか?
実際に、皆様の目の前に成果として出された場合、大概は
ですよね。原価としては物凄く安いです。(ただの紙ですから)
【司法書士業務】司法書士は本当に必要とされているのか?「弁護士司法書士トラブルまとめ」サイトを考察する | ミナトノキズナ〜司法書士 岡田事務所
実際に、司法書士はボッタクリだとも書かれてます!
ですが、司法書士が「成果として」皆様に提供する書面は
作成されています。
当然ながら、資格者として国民の権利を擁護する義務があり(司法書士法第1条)間違えることが許されません
そういう役割を担う、私たち司法書士は、
「司法書士試験に合格し」
「司法書士会に登録して」
初めて仕事として、出来るようになります。
当然ながら、そこに至る経緯をとしてはたくさんのお金と時間を投資しています。
ですが、皆様にとって「司法書士が、ただで話聞くの当たり前!」っていう認識が根強いと感じます。
実際に、たくさんの司法書士事務所が「相談無料!」というものを掲げているとこも多いのが現状です。
ですが、先ほども書きました通り「どこから報酬が発生するのか」という線引きが難しいのです。
どこまで無料で有料かも分かりにくいため、簡単には相談無料とは謳いにくいと私は考えております。
ちなみに、私が戴く報酬の中には
が含まれております。
そのことがお分かり頂ければ幸いです。
というわけで本日はここまでです。ありがとうございました。