【司法書士業務】ルームシェアトラブルの勉強① 「ルームシェア」とは一体なんなのか?

先日から始まりました「ルームシェア」についての勉強会です。

【司法書士会】「ルームシェア」に関しての勉強会がスタート。書籍化に向けての第一歩! | ミナトノキズナ〜司法書士 岡田事務所
先日のエントリーです。

ここのエントリーでも書いたのですが、私自身がこういった事案を引き受けたことがありませんし、相談になったことも実を言うとありません。

ですが、知り合いの不動産業者の社長さんに聞くと「トラブルになりやすい」と言っています。

こういった機会をもらったはいいけど、よく実態をわかっていない自分がいるということを痛感しましたので、勉強がてら、このHPにアウトプットしていこうということで、本日からシリーズ化していこうと思いました。

そもそも「ルームシェア」ってなんだ?

いつまでもこんな感じになるのならいいのですが... photo credit: 20071110_0218 via photopin (license)
いつまでもこんな感じになるのならいいのですが…
photo credit: 20071110_0218 via photopin (license)

参考になるサイトがありました。

ルームシェア入門 | 書籍化もされた日本初のルームシェア・ガイドです

ここの説明によれば、大体の定義として、

「部屋が複数あるアパートやマンションなどで、家族(または恋人などの親密な関係)ではない全くの他人と一緒に生活をすること」

の総称を指しているとのことです。

詳細を見ていくと、

シェアする対象によっていろいろな言葉があります。 シェアをする建物がハウス(家)かフラット(日本で言うマンションの中の一戸)かルーム(部屋)かによって、

  • ハウスシェア (houseshare)
  • フラットシェア (flatshare)
  • アパートメントシェア (apartment-share)
  • ルームシェア (roomshare)

などとも言いますが、これら全体を指して「ルームシェア」とも言います。(ルームシェアとは? | ルームシェア入門)

だそうです。

ここ最近よくテレビ番組でも題材として取り上げられていますが、戦後当時は、そんなことは無かったと思います。ですが、戦前では「下宿」とか「居候」とかという文化ってありましたよね。

偏屈文化人のブログ 夏目漱石 「心・こヽろ・こころ」 もう一度読む名作 テクスト論からバイアスの解放 その四
偏屈 …
この時代では結構当たり前だったような気が…

マスオさんが、磯野家へ居候している理由 | たつ人

ですが、最近では「ご近所付き合い」とか「地域のつながり」なんかが希薄になってきている時代です。見ず知らずの人と暮らすことは、相当ハードルの高いことだと思います。

それでも、歴史は巡るといいますか、こういった文化が海外から入ってきていることで見直されています。
あのテラスハウスも?実は海外から輸入されている番組 – NAVER まとめ
そうなんですね!

まとめ

間違っても、こんなことをしませんように!
間違っても、こんなことをしませんように!

一つ勘違いをされることとして(私もそうだったのですが)、

「一緒に《借りる》ことがルームシェアなのか?」

なんですが、これは「違う」ということです。

ルームシェア・フラットシェアサイトの中には、「他人と一緒に部屋を借りて住むのがルームシェア」と書いているところもありますが、これは間違いです。その家やマンションを借りているか、持っているかに関わらず、ルームシェアと言います。

一緒に「借りる」ことではなく一緒に「住む」ことがルームシェア(ルームシェアとは? | ルームシェア入門)

ということは
「同居人と一緒に部屋を借りなくても、ルームシェアは始めることができる」
ということになりますね。あやふやに始めてしまうこともできそうです。(よく言えば「気軽に始めることもできる」とも言えます)

なんとなく「トラブルの臭い」がしやすい体系だということが、分かってきました。

次回は「ルームシェアのメリットやデメリットについて」を書いていこうと思います。

本日はここまでです。ありがとうございました。

この記事を書いた人

岡田 英司

神戸市にある湊川神社の西側で司法書士業務をおこなっております。

業務のこともそうですが、Apple製品、読書、習慣化その他雑多なことも書いていくことで「自分をさらけ出していって、少しでも親近感のある司法書士でありたい」と考えております。

お気軽に読んでいただければ嬉しいです。